NBAの新人王投票で2位、現在は欧州の名門で活躍中
『FIBAワールドカップ2027』の開催国であるカタールがチームの強化に向け、元NBA選手のケンドリック・ナンを帰化枠で獲得に動いていると、ギリシャのスポーツメディア『SDNA』が報じた。
現在30歳のナンは190cmのポイントガードで2019年から2023年にかけてNBAに在籍。ルーキーイヤーの2019-20シーズンにはヒートで67試合に出場し、平均15.3得点、3.3アシストと活躍し、新人王投票でジャ・モラントに次ぐ2位に入った。だが、その後は負傷もあり、1年目を上回るインパクトを残すことができず2022-23シーズンを最後にNBAを離れ、ここ3シーズンはギリシャの名門パナシナイコスで主力として奮闘している。
『SDNA』によると、カタール側はナンに今回の代表入りに関して、5年総額1000万ユーロ(約18億円)規模の大型オファーを提示。まだ、ナンはこのオファーを受けるかどうか決断していないが、魅力的な金額であることから真剣に検討している模様だ。
欧州最高峰のユーロリーグにおいて今シーズンのナンは、37試合に出場し平均18.3得点、3.5アシストを挙げオールユーロリーグセカンドチームに選出されている。もし、カタール代表に加入したら、アジアバスケ界で随一の個の打開力を持った選手となる。
日本がワールドカップアジア予選の1次ラウンドを突破した場合、2次ラウンドでは開催国枠で参加するカタールと対戦することが確定している。カタールに対しては実力上位と見られていたが、ナンが加入するとなると話が変わってくる。
また、『EUROHOOPS.NET』は、この契約は出場した試合に応じて金額が支払われる内容と伝えており、ナンが積極的に国際大会に出場するとなれば、9月に愛知県で開催されるアジア競技大会に参加する可能性も出てくる。
前回のワールドカップ2023で、フィリピンがジョーダン・クラークソン、中国がカイル・アンダーソンとNBA選手を加入させたが結果に繋がらなかったように、大物選手がうまく噛み合わないケースも珍しくない。だが、実際にナンが加入したらカタール代表の危険度が上がるのは間違いない。このオファーがどんな結果を迎えるかは日本のワールドカップ予選にも大きく関係してくる。
