目標は最低でもNBAで10年プレーすること
ヒートで優勝経験のあるベテランのマリオ・チャルマーズは、NBA復帰をあきらめていない。
現在3on3リーグの『BIG3』に参戦している理由は、「シャープな状態を保って、バスケットボールをプレーするため」と、チャルマーズは『Miami Herald』に語った。
「体調はここ数年で最高の状態」とも話したチャルマーズは、昨シーズン後半からイタリアのヴィルトゥス・ボローニャに所属し、バスケットボール・チャンピオンズリーグの優勝に貢献した。
だが33歳のチャルマーズの希望は、NBAでのプレーに他ならない。グリズリーズに所属した2018年の4月11日に行なわれたサンダー戦以来、彼はNBAのコートに立てていない。
「バスケットボールをプレーできているだけでしあわせ。でも、NBAに戻りたい」と語ったチャルマーズの目標は、最低でもNBAで10年プレーすることだという。
「子供の頃は、リーグでプレーするのが夢だった。少なくとも10年はプレーしたい。9年プレーできたから、できるならあと2、3年はやりたい。せめてあと1年はプレーしたい」
2016年にアキレス腱を断裂する重傷を負ったチャルマーズは、その後手術を繰り返しながらも復帰を果たした。
「一番辛かったのは、手術が続いたこと。もう一度、歩き方から走り方、あらゆることを覚えないといけなかったけれど、必ずまたプレーできると思っていた。分からなかったのは、復帰がいつになるかだけ。(アキレス腱断裂を)経験して、いつ終わりがきても不思議ではないと思った」
チャルマーズほどの経験を持つポイントガードなら、NBAチームが2番手か3番手のガードとして関心を示す可能性もあるだろう。目標達成のために、彼は辛抱強くチャンスを待っている。