馬場のファウルトラブルを帳消しにする活躍
長崎ヴェルカは琉球ゴールデンキングスとのBリーグファイナル第3戦に72-64で勝利し、初優勝を成し遂げた。
長崎は序盤からインテンシティの高いディフェンスで主導権を握り、13点をリードして試合を折り返した。しかし、馬場雄大が第3クォーター中盤に4ファウルとなりベンチに退くことに。攻守両面で存在感を放っていた馬場のファウルトラブルは長崎にとって痛恨であり、ここで崩れることも考えられた。それでも、馬場に代わってコートに立った山口颯斗がその穴を完璧に埋めた。
「『(俺の)出番だ』とは思っていなかったですけど、会場にも慣れてきて今日は入りからいつものリズムでやれました。ディフェンスも足が動いていて、シュートタッチも良かったので、今日は行けるという気持ちでやっていました」
その言葉通り、山口は攻守で好プレーを連発。0-7のランを受けた直後にはその勢いを消す3ポイントシュートを沈めた。敗れた第1戦はファウルがかさんだこともあり7分35秒のプレータイムに留まり、フリーの3ポイントシュートも決められなかった。その記憶があるからこそ山口は「何もダメな状態だと優勝してもうれしくないんで、これぐらいはやらせてください(笑)」と胸を張った。
「意図的に僕に打たせるわけじゃないですけど離してきて、あそこで決めなきゃ勝てないですし。絶対決めてやるぞっていう気持ちもなく普通に、打った瞬間入ったと思いました。停滞していた時間帯に大きなシュートを決められて、僕もうれしいです」
守備では軽快なフットワークに加え、フィジカルでも当たり負けせず、タイプの違う選手を封じて長崎の堅守に一役買った。「この3日間で初めて岸本(隆一)選手やヴィック・ロー選手につく場面があって、ファウルになってしまう部分もあったんですけど、自分としても良いディフェンスができました。そういう選手を任せられたらやるしかないですし、チームの序列とか何もないのでやってやるぞっていう気持ちだけでした」
筑波大時代から世代屈指のスコアラーとして活躍してきた山口は、Bリーグに入っても着実に結果を残し、茨城ロボッツに在籍した2023-24シーズンには平均2桁得点(10.9)を記録している。そのため、「僕はずっとディフェンシブなプレーヤーじゃない」と自身を評価したが、「止める自信はありましたね。今日は本当に誰についてもイケるなとは思っていました」と、守備でも輝きを見せた。
琉球のハンドラーを自由にさせないことが勝利を引き寄せる絶対条件だったが、山口はその任務を完遂し、栄光を手にした。山口は言う。
「僕としては初めてのチャンピオンシップだったんですけど優勝できました。Bリーグの中で一番激しい練習を、一番辛い思いもしてきたと自分たちの中で思っているので、それが実って最高にうれしいです」
第3Q
りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26 GAME3
🆚#琉球ゴールデンキングス#山口 の3P👌👌👌📡#バスケットLIVEhttps://t.co/aNAi4Um6Ir#velca #長崎ヴェルカ #WETHENAGASAKI #山口颯斗 pic.twitter.com/7YcTksz6bz
— 長崎ヴェルカ 公式 (@n_velca) May 26, 2026
