若手の台頭に期待「フォローはするから、ノビノビやってね」
バスケットボール女子日本代表はラトビアとの国際強化試合を連勝で終えた。初戦は98-73と快勝したが、第2戦は序盤に2桁ビハインドを背負うなど苦戦したが最終クォーターに地力の違いを見せつけ76-69で勝利した。
接戦となった第2戦も田中こころの23分26秒が最長のプレータイムと、いずれも日本はタイムマネジメントを行った。新しい選手を試しつつ、接戦を勝ち切ったことに意味があり、コーリー・ゲインズヘッドコーチも「素晴らしい学びの機会となりました」と手ごたえを得た。
キャプテンの宮澤夕貴は、初戦は8分38秒のプレータイムで5得点2ブロック、第2戦は14分31秒のプレータイムで9得点3アシストを記録。この2試合について「ちょっと我慢できるようになってきた」と、我慢を収穫に挙げつつ、このように総括した。
「前回大会ではなかったですが、前からプレッシャーをかけるディフェンスも、少しずつ良くなっている部分だと思います。今日(第2戦)は良くなかった相手にオフェンスリバウンドを取られた部分も、相手に取らせないという意識はありました。あともう一歩早く相手にヒットしたり、そういうところが大事になってくると思います。ただ、良くなっている部分は本当にたくさんあるなと感じました」

「ディフェンスが目の前にいる時に3ポイントシュートを打てるように」
宮澤が言及したように、第2戦はオフェンスリバウンドで7-13と上回られ、それが苦戦に繋がった。ワールドカップでは高さとフィジカルで上回る相手がほとんどのため、今後もリバウンドの改善は必須だ。もちろん宮澤もそれを理解しており、なおかつ日本の武器をさらに研ぎ澄ましていきたいと言う。
「相手のオフェンスリバウンドは本当にずっと課題なので、もう一歩のところをこれから詰めていかなきゃいけないです。ハイプレッシャーディフェンスは今大会でできたところで、これから大きく変わることはないと思うので、それを継続させていく。あとは選手の組み合わせもありますが、『コーリージャパン』のバスケットをどうやって一番良い形で出すかというところも詰めていかないといけないと思います」
リバウンドを課題に挙げた宮澤だが、若手メンバーのフィジカルの強さには頼もしさを覚えているという。そして、確かな技術もあると若手の台頭を楽しみにしている。「身体が強い選手が多いと思います。私は相手に片手でプッシュされてエンドラインに出ちゃったりしましたが、若手の後藤(音羽)選手、舘山(萌菜)選手を筆頭に、朝比奈(あずさ)選手も1対1でしっかりボディで止めたりとか。身体も強いし、スキルもあるなって思いました。『フォローはするから、ノビノビやってね』みたいな感じです(笑)」
もちろん今は最高の組み合わせを模索している最中で、9月のワールドカップに向けてメンバー争いは加速していく。若手のエネルギッシュなプレーに感化された宮澤は「若手がどんどん成長してきている中で、私自身も成長したいという思いで練習をしています」と言い、特にシュート力に磨きをかけている。
「ディフェンスが目の前にいる時に3ポイントシュートを打てるように、足のステップを今は練習しています。それを修得して、目の前にいても打てるようにしていきたいです。あとは、今までは3ポイントとゴール下みたいな感じだったんですけど、ドライブした時に強く持って行くことだったり、ミドルシュートも求められているので、ミドルレンジのシュートも増やしていきたいです」
インサイドも守ることができる、オールラウンダーの宮澤がメンバーから外れることは考えづらい。それでも彼女は「実力がなかったら選考から落ちると思って毎日やっています」と危機感を持ちつつ、若手の成長を促していく。
キャプテン・宮澤夕貴が連続3Pシュートで魅せる✨@ye52myry30#三井不動産カップ2026#AkatsukiJapan pic.twitter.com/g00jdUzZa1
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) May 17, 2026
