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フルツ「靴ひもを結ぶ早さであっても勝てるよう努力する」

来週に迫ったNBAドラフト2017の全体1位指名選手と2位指名選手は、近年稀に見るライバル関係を築くことになりそうだ。

現時点で1位指名権を持つセルティックスが使命すると言われている選手は、ワシントン大学のコンボガード、マーケル・フルツ。そして2位指名権を持つレイカーズが指名すると見られているのは、UCLAのポイントガード、ロンゾ・ボールだ。

NBA史上最多17回の優勝を誇るセルティックス、そして同2位の16回の優勝を経験しているレイカーズが1位と2位のドラフト指名権を獲得するのは珍しい。この状況を歓迎し、モチベーションに変えているのは、1位指名が有力のフルツだ。

フルツはロンゾへの対抗意識をはっきりと示した。競争心が旺盛な若手らしく、「自分の目の前に立ちはだかる選手なら、誰であっても倒す」と語る。「自分は競技者だ。ロンゾは素晴らしいガードで、僕たちは同じポジションの選手ということ。コートに出れば、あらゆることにおいて彼に勝てるよう努力する。それが、もし靴ひもを結ぶ早さを競うことであってもね」

スポーツの世界において、己を高め合うにはライバルの存在が不可欠。順当にいけば2017-18シーズンの新人王レースでも主役を張る2人の戦いに注目したい。