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選手たちは休暇へ、今度はフロントの手腕が問われる番

今夏フリーエージェントになるアンドレ・イグダーラが、まもなくウォリアーズと複数年契約を結ぶと『Bay Area News Group』が伝えた。

2013-14シーズンからウォリアーズでプレーしているイグダーラは、スティーブ・カー体制となった2014-15シーズンからシックスマンに転向。ベンチからの起爆剤、または堅牢な守備で相手の主力を抑える役割に専念するようになり、2015年のファイナルではキャバリアーズのレブロン・ジェームズを封じて優勝に貢献。ファイナルMVPにも輝いた。

2017年のファイナルでもレブロン対策のキーマンとして機能。2年ぶりの優勝が決まった第5戦では、レブロンを抑えつつ、全盛期を彷彿させる超ド級のトマホークダンクを叩き込み、オラクル・アリーナを沸かせた。

ウォリアーズにとってベテランシックスマンの貢献は計り知れないほど大きい。キャリア終盤の33歳ではあるものの、実績を考えれば複数年契約は当然だとも言える。しかし、ウォリアーズは今オフに決断を下さなくてはならない。

ファイナルMVPを受賞したケビン・デュラントは、プレーヤーオプションを行使し残留が濃厚。同じくフリーエージェントになるステフィン・カリーも再契約が確実だが、イグダーラと同じくセカンドユニットの貴重なベテラン、ショーン・リビングストンもFA権を取得する。

黄金期を迎えているウォリアーズにとっての理想は、現メンバー全員の残留。だが、非情な決断も必要となる。リビングストンが大幅な減額を受け入れない限り、移籍する可能性は高い。

優勝パレードも無事に終わり、激闘を繰り広げた選手たちは休暇に入る。これからの数カ月は、フロントの手腕が問われる番だ。