ビンス・カーター

来年の1月に43歳を迎える大ベテラン

2019-20シーズンを最後に現役を引退することを表明したビンス・カーターは、現在も『就職活動中』だ。

フリーエージェントのカーターは、『New York Post』に「今もチームを探しているところ。色々な序列を考えれば、どこに落ち着くかは分かっている」とコメントした。

カーターの希望は出場機会であって、優勝を狙えるチームでのプレーではない。戦力としてチームに貢献したいカーターは、昨シーズンは再建途中のホークスでプレー。76試合に出場して平均7.4得点2.6リバウンド1.1アシスト、フィールドゴール成功率41.9%、3ポイントシュート成功率38.9%を記録した。第4オーバータイムまでもつれた3月1日のブルズ戦では、42歳で45分間もプレーして周囲を驚かせたのは記憶に新しい。

ホークスのように若手が多く、ロッカールームでのリーダーを探しているチームこそ、カーターが求めている環境に近い。来年の1月に43歳になるが、節制を徹底してコンディションを維持している彼なら、昨シーズンと同様の数字を残せるだろう。

いずれにしても、去就が決まるのはもう少し先になる可能性が高い。1年目から6年半所属したラプターズでの引退を望むファンが多い中、カーターがラストイヤーをどのチームでプレーするのか、その発表を待ちたい。