デジョンテ・マレー

「勝利こそが重要で、スタッツは後から付いてくる」

ペリカンズは現地2月24日のウォリアーズ戦に113-109で勝利した。ステフィン・カリーとクリスタプス・ポルジンギスを欠くウォリアーズを前半わずか39得点に抑えたペリカンズは、後半に一度は逆転されるも、すぐに立ち直ってリードを奪い返した。

この試合で、昨シーズンにアキレス腱断裂の大ケガを負ったデジョンテ・マレーが1年ぶりの戦線復帰を果たした。25分の出場で13得点2リバウンド3アシスト。まだ実戦のリズムを取り戻す必要があり、彼本来のプレーができたわけではないが、まずは無事にコートに戻って来たこと、そして勝てたことを喜ぶ。

「今日はアクティブに動けた。一生懸命やってきた成果だよ」とマレーは言う。「最初のシュートが決まった時は最高の気分だったけど、僕はまだ飢えている。僕は自分のためにコートに立っているわけじゃない。このチーム、仲間たち、ファンのためにプレーするんだ」

プレータイムは制限されたが、指揮官ジェームズ・ボーレゴは試合途中で彼を温存し、接戦の終盤で彼をコートに送り出した。「彼が加わることでチームが落ち着き、遂行力が上がる。復帰初戦で無理は禁物で、プレーする姿を見るだけで十分だったが、ケガをする前と全く変わらない落ち着きと執念を見せてくれた」とボーレゴは語る。

そしてマレー本人も、復帰したことや自分のパフォーマンス以上に、まずは勝てたこと、そしてクラッチタイムにプレーしたことに意味を感じている。「勝てたことに満足しているよ。勝利こそが重要で、スタッツは後から付いてくるもの。ドクターとスタッフが連携して、僕を終盤にプレーさせてくれたのも素晴らしかった。僕自身の出来はCかC+といったところ。ターンオーバーが多くて、もっと堅実にプレーしなきゃいけなかった。ポイントガードとしてみんなの持ち味を引き出さないといけないし、互いに助け合う流れを作らなきゃいけない。ただ、勝って修正できるのは良いことだ」

マレーは2024年オフにホークスからペリカンズにトレードされ、31試合に出場した1月末にアキレス腱を断裂した。スパーズ時代の膝前十字靭帯断裂に続いての長期離脱で、かつてのプレーレベルを取り戻すにはまだ時間がかかるだろう。それでも、ケガするまではペリカンズに加わって日が浅く、まだお互いを知る段階だった。今回のリハビリの1年間、マレーはニューオリンズを離れていてもチームメートと頻繁にコミュニケーションを取り続けた。その長い時間をかけて培った連帯感が、彼のプレーを引き上げてくれるはずだ。

試合後のロッカールームでは、マレーの復帰が盛大にお祝いされたという。ザイオン・ウイリアムソンは「まず兄弟として、彼が復帰できたのがうれしい。ケガを乗り越えるための粘り強い努力を見てきたからね」と語る。

「僕らは彼の様子を気に掛けていたけど、彼はその2倍は僕らを気遣ってくれた。プレーできない間も常に僕らを励まし、落ち着かせてくれた。だから正直、ずっと一緒に戦ってきた感覚なんだけど、それでもやっぱり戻って来てくれてうれしいよ」