ステフィン・カリー

「7試合の勝負になればチャンスはある」

ウォリアーズのステフィン・カリーはヒザのケガで今月に入ってから欠場が続いており、スターターに選出されたNBAオールスターも出場を見送ることとなった。

プレーオフなど重要な試合、重要な局面で真価を発揮するカリーは、オールスターのような『お祭り』の場でも特別なパフォーマンスを見せてきた。その彼の欠場は多くのファンすべてをがっかりさせたし、彼自身も「オールスターを真剣勝負に近付けるにはどんな仕組みにすべきか」と会見で問われると「僕がプレーできていれば力になれるんだけどね(笑)」と悔しがった。

その借りは来年に返す──。今回の3ポイントシュートコンテストでは、アキレス腱断裂の大ケガからの復帰を目指すデイミアン・リラードが出場し、優勝を勝ち取った。そのリラードは、カリーとのメッセージのやり取りをSNSに公開した。リラードは「来年は僕と君、クレイ(トンプソン)とブック(デビン・ブッカー)と何人かで出場しよう」と誘い、カリーは「いいね。僕は出場する。クレイは僕から頼めば出場するだろうし、ブックはホーム(来年のオールスターはフェニックス開催)だから完璧な顔ぶれになる」と返した。

カリーは出場しなかったがオールスターの雰囲気を楽しみ、メディア対応では多くの質問にウィットに富んだ回答をした。しかし、ウォリアーズのシーズン後半戦の話題となると彼は真剣さを取り戻した。

ここまで29勝26敗でプレーイン圏内の8位、ジミー・バトラーが今シーズン絶望となった後で、ヤニス・アデトクンボ獲得も実現しなかったウォリアーズについて「まずまずの位置に付けていると思っている」との認識を語る。

「開幕時点で目指していた位置ではないし、ジミーの離脱は大きな痛手だ。チームに勢いが出始めた時期のケガだったのも痛い。でも、残るメンバーが3月や4月に健康な状態でいられれば、6位以内でプレーオフに行けると思っている。そうでなくても、とにかくプレーオフに滑り込めば、僕らは依然として相手チームにとって危険な存在になれる。7試合の勝負になればチャンスはある。昨シーズンもファーストラウンドでロケッツに勝った。そこで僕が不運なケガをしてしまったけど、戦う力は示せたと思う。あの勢いを再現できれば、今の僕たちにとっては成功と見ていいだろう」

「僕は今でも優勝を狙っている」。そう語るカリーにおどけた様子はなく、プレーオフのお祭り気分はどこにも感じさせない。

「優勝候補の本命ではないかもしれないけど、優勝争いを演じるチャンスは十分にあると信じている。それが僕のモチベーションであり、だからこそ毎年厳しいトレーニングを続けられる。今でも僕はプレーすること自体を楽しんでいるし、バスケを愛している。それもすべては優勝するためさ」