総合的な判断のもと、JBAから契約を解消する提案
日本バスケットボール協会(JBA)が会見を開き、トム・ホーバス前男子日本代表ヘッドコーチの契約終了の経緯、またそのタイミングについても説明した。
登壇した島田慎二会長はあらためて『方向性の相違』が解任の理由と語った。「伊藤(拓摩)委員長の下、ロサンゼルスオリンピックや2027年のワールドカップ出場を果たす強化に加え、2032ブリスベン、2036オリンピックまでの12年先を見据えた長期方針を策定し進めてまいりました。今後のJBAの方針に関して、本年の1月初旬にホーバスヘッドコーチに説明を行いましたが、双方の考えに相違があり、その後JBA内にて対応を議論してまいりました。 ホーバスヘッドコーチにJBAの方針に沿ってもらうことは変革を強いる部分もありました。議論しましたが、それはここまで実績のあるホーバスヘッドコーチに対しリスペクトが欠けるのではないかという総合的な判断のもと、JBAから契約を解消する提案をさせていただきました」
今月末には『FIBAワールドカップ2026アジア予選Window2』が沖縄で開催される。この大事なタイミングでの発表になった理由について、島田会長は「単に2月の沖縄でのゲームを考えているわけではない」とし、こう続けた。
「2月26日には沖縄で中国、韓国との大事な試合を控えています。また6月にはアウェーで2試合があり、その後も重要な試合が続きます。このような背景を以って決断した以上、1試合でも多く新しい体制でゲームを積み重ねることが選手のケミストリーの向上であったり、チーム内で一体感を持つ動きとして重要ではないかということで、このタイミングで決定させていただくことになりました。仮にどのような結果になったとしても、6月のアウェーで修正をする上でも、ここで踏み切ることがいいのではないかという判断をさせていただきました」
また、ホーバスの後任となる桶谷大新ヘッドコーチの任期に関しても、短期的ではなく長期的な目線で考えていると強調した。「基本的にはロサンゼルスオリンピックを目指すという新体制です。なので、そこを視野に入れた体制であることはご理解いただいた上で、契約の年数であるとか中身については一旦契約内容でございますので伏せさせていただきたいと思います。一部、暫定のような論調がSNSでも見受けられましたけど、暫定ではなく、この体制をベースに上を目指すということを前提にしています」
