
1月29日が運命の日となる
Bリーグ史上初となる『Bリーグドラフト』がTOKYO DOME CITY HALL内のKanadevia Hall(東京都文京区)にて1月29日に開催される。
これまで自由交渉となっていた選手獲得が『B.革新』によるリーグ再編成によって、国内リーグトップに位置付けられた『Bプレミア』クラブに選手が加入するためにはドラフトでの指名が必須となった。ただし、ドラフト対象選手は高校3年生から大学4年生+プロ2年目までの日本人(見做し日本人を含む)となっている。
これは新戦力獲得の機会均等をすることで、将来的な戦力均衡を図る目的がある。選手の総年俸の上限を8億円、下限を5億円と設定したサラリーキャップの導入など、リーグはどのクラブにも優勝するチャンスを最大化する『地方創生リーグ』を目指す背景があるからだ。
Bプレミア1年目と位置付けられる今回のドラフトは前シーズンの成績を反映させることができないため、昨年の12月22日に指名権の抽選会となる『Bリーグドラフト2026ロッタリー』が実施された。1位指名権を獲得する確率がどのクラブもフラットな状態で行われた抽選会ではサンロッカーズ渋谷が1位指名権を獲得し、2位は茨城ロボッツ、3位には千葉ジェッツと続いた。なお、宇都宮ブレックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズはドラフトへの不参加をすでに表明しており、抽選会でも対象外に。『Bプレミア』は現B1に所属する24チームと、現B2の2チーム(信州ブレイブウォリアーズと神戸ストークス)の合計26チームが所属するが、今回のドラフトは23チームで行われる。
指名された選手は単年契約ではなく、2年契約+プレーヤーオプション(選手が3年目の契約を任意で解除ができる権利)と、3年契約の2種類が用意され、1巡目指名選手の報酬は最大で1億円、これは最終学歴や代表経験によって変動する。3巡目以降の指名でも最低で800万円もしくは、契約金1200万円+年俸400万円と、これまでの新人年俸上限から大幅に修正された。

ドラフト志願が自らできないNCAA組
ドラフトは原則、志願届を提出した選手が対象となるが、NCAA(全米大学体育協会)に所属する選手は志願届を提出するとプロ志願選手として認定され、それ以降の活動ができなくなってしまうためクラブ側が自由に指名することができる。ただし、1〜3年生の選手がドラフト前に翌シーズンのBリーグ参入意志がないことを所定の書式で明言した場合、各クラブはその選手を指名することができないこととなっている。
注目はやはりNCAAで活躍をしている日本人プレーヤーだろう。しかしながら、フォーダム大のジェイコブス晶は「NCAAで4年間プレーをしたい」という発言をしており、現実的ではない。ボストンカレッジのテーブス流河はシーズン2年目でスタメン起用に応えるなどチームの主力に成長しており、現地での結果を求め続けているため残留が濃厚だろう。
そういった中でノーザンコロラド大でプレーをする山﨑一渉は注目の選手として挙げられる。200cmの高身長ながら3ポイントシュートを武器に今シーズンは38.0%を記録(1月21日現在)し、サイズとシュート力に秀でた逸材は1巡目指名候補に値するといっても良いだろう。
そのほかにも福岡大学附属大濠を中退してオーストラリアにあるNBAアカデミーに編入し、シアトル大に進学した川島悠翔は、本格的なデビューはこれからとなるが、プレータイムを求める可能性もある。そのほかにも、アースフレンズ東京Zでのプレー経験があり、現在はオーラル・ロバーツ大に所属する山ノ内勇登ウィリアムズ、福井ブローウィンズでプレーをする内藤英真を兄に持ち、NCAA2部のオクラホマ・バプティスト大でプレーをする内藤英俊など注目すべき選手が数多く存在する。
どの選手がBリーグへの参入意思がないのか、現状では把握することができないが粒揃いのNCAA組はクラブ側も注視していることは間違いない。新たに始まるBプレミアの記念すべきドラフト1位指名が誰になるのか、またどのような顔ぶれになるのか注目が集まる。
【ドラフト1巡目指名順】
1位:サンロッカーズ渋谷
2位:茨城ロボッツ
3位:千葉ジェッツ
4位:横浜ビー・コルセアーズ
5位:群馬クレインサンダーズ
6位:長崎ヴェルカ
7位:三遠ネオフェニックス
8位:秋田ノーザンハピネッツ
9位:アルティーリ千葉
10位:アルバルク東京
11位:川崎ブレイブサンダース
12位:神戸ストークス
13位:広島ドラゴンフライズ
14位:島根スサノオマジック
15位:富山グラウジーズ
16位:滋賀レイクス
17位:レバンガ北海道
18位:大阪エヴェッサ
19位:仙台89ERS
20位:琉球ゴールデンキングス
21位:京都ハンナリーズ
22位:佐賀バルーナーズ
23位:信州ブレイブウォリアーズ