トレイ・ヤング

「僕がこのチームを最高のものにできると証明したい」

現地1月9日のウィザーズvsペリカンズの試合前、ホークスから加入したトレイ・ヤングの入団会見が行われた。

ウィザーズの一員としてのトレイの第一声は「自分のキャリアを考えた時、僕はチームメートや周囲の人たちに影響を与えられる存在になりたかった。ホークスでは若手として良い仕事ができたけど、ここではベテランとして若手たちに自分の経験を伝えたい」だ。

「このチームはNBAで過小評価されているけど、ファンも多いし、僕のことを昔から知っていて、僕がどのように勝ちたいかを理解してくれる人たちに囲まれている。ここに来る可能性を知った時からずっとワクワクしていた」

今回のトレードに対する反応は様々だが、トレイの評価は必ずしも高くない。オールスター級の実力を持ちながらチームを勝たせられず、若手の成長が著しいホークスから弾き出された結果のトレードとの見方もある。

それでも彼は「僕は自分の実力に自信を持っているし、自分が誰であるかは僕自身が一番よく分かっている。ネットに流れるフェイクな情報は聞き流しているよ」と語り、こう続ける。「いつか本当の勝利を手にした時、ネガティブな評価はすべてポジティブなものに変わる。山もあれば谷もあるけど、僕としては信念を持って自分を見失わないようにするだけだ」

ウィザーズはジョン・ウォールとブラッドリー・ビールの時代が終わってからは失敗続きで、今も若手は多いがオールスター級の選手はいない。そんな若いタレントにトレイは「プロセスを飛ばすことはできないと伝えるつもりだ」と言う。

「先を見すぎるのではなく、毎日どうやって成長するかに集中すべきだ。でも、ここに来たばかりだけど、その姿勢が浸透していると感じる。僕自身もそういう環境で育ったからうれしいよ。昨日はアリーナを見学して、今朝はシュートアラウンドに参加した。みんな学ぶ意欲がすごくて、いきなり質問攻めにされたよ(笑)」

世間はウィザーズにトレイが加わっても、優勝を争うチームになるとは思っていない。だがトレイは「そのポテンシャルは感じている。負けるためにここに来る者はいない。現在地も目指すべき場所も理解しているよ」と言い切った。

「若い選手は自分のことや次の契約のことに意識が向きがちだけど、『勝てばすべては上手くいく』と教えてくれるベテランがいれば、成長は加速するものだ。勝っているチームの一員であれば、どこへ行っても成功できる。だからベテランの存在は重要なんだ」

「ここでの最大の目標は、若い選手たちのベストを引き出すことだ。僕がこのチームを最高のものにできると証明したい。彼らの中からオールスター選手を出したい」

背番号は長年親しんだ11から3へと変わる。「高校1年生の時の番号なんだ。11番になる前、僕にとっては初めての番号だから、原点回帰というわけさ」

トレイの最大の魅力は、重要な局面で見せる爆発的な勝負強さだ。過小評価を跳ね返す時にすさまじいエネルギーを発揮する彼が、ウィザーズでその力を見せられるかどうか、注目に値する。