馬場と山口が千葉Jのオフェンスをシャットアウト

2025年最後の試合となったB1第17節が、12月26日から28日にわたって行われた。

前節まで東地区の首位を走っていた千葉ジェッツと、西地区を独走する長崎ヴェルカの対戦。ゲーム1は長崎のスタンリー・ジョンソンが、33得点5リバウンド5アシストとオフェンスを牽引して86-79で勝利。ゲーム2は第3クォーターまで接戦を演じるが、長崎が第4クォーターで突き放して93-77で連勝を飾った。この試合でも長崎のオフェンス力は爆発して、イ ヒョンジュン、ジャレル・ブラントリー、ジョンソンと3人が20点以上を挙げる活躍を見せたが、大きな勝因は馬場雄大と山口颯斗のディフェンス力だった。日本人ウイングプレーヤーが千葉Jのオフェンスを無効化して連勝に貢献した。

12月25日に前田顕蔵ヘッドコーチの解任が発表された秋田ノーザンハピネッツは、ファイティングイーグルス名古屋をホームに迎えた。ゲーム1では26得点10リバウンドのキアヌ・ピンダーを筆頭に全員が得点を挙げて89-73で勝利した。試合後のヘッドコーチインタビューでミック・ダウナーは「ここまでチームを作り上げてくれた顕蔵さんのために、そして支え続けてくれたブースターの皆さんのために勝利を届けられて良かった」とコメント。連勝とはならなかったが新たな船出を飾る勝利を挙げた。

東地区は千葉Jが連敗、宇都宮ブレックスが越谷アルファーズに連勝したことで順位が入れ替わり、宇都宮が首位に浮上。西地区は滋賀レイクスに2連勝した富山グラウジーズが最下位から脱出した。

【B1第17節試合結果】
■12月26日
川崎 73-82 佐賀

■12月27日
長崎 86-79 千葉J
島根 67-92 名古屋D
琉球 72-80 仙台
北海道 96-62 京都
秋田 89-73 FE名古屋
横浜BC 80-69 A千葉
広島 72-87 茨城
群馬 96-69 三遠
三河 73-82 A東京
川崎 84-91 佐賀
越谷 61-86 宇都宮
SR渋谷 73-65 大阪
滋賀 99-100 富山

■12月28日
琉球 66-85 仙台
北海道 99-92 京都
秋田 87-104 FE名古屋
SR渋谷 51-78 大阪
横浜BC 86-60 A千葉
滋賀 71-79 富山
島根 97-88 名古屋D
広島 98-88 茨城
長崎 93-77 千葉J
群馬 91-71 三遠
越谷 67-80 宇都宮
三河 79-82 A東京

【第17節終了時点での順位表】
◆東地区
1位:宇都宮(23勝5敗)
2位:千葉J(22勝6敗)
3位:北海道(22勝6敗)
4位:群馬(18勝10敗)
5位:A東京(18勝10敗)
6位:仙台(16勝12敗)
7位:横浜BC(11勝17敗)
8位:越谷(10勝18敗)
9位:SR渋谷(9勝19敗)
10位:A千葉(8勝20敗)
11位:茨城(7勝21敗)
12位:川崎(6勝22敗)
13位:秋田(5勝23敗)

◆西地区
1位:長崎(25勝3敗)
2位:名古屋D(21勝7敗)
3位:三河(19勝9敗)
4位:琉球(17勝11敗)
5位:島根(16勝12敗)
6位:広島(16勝12敗)
7位:佐賀(14勝14敗)
8位:FE名古屋(12勝16敗)
9位:三遠(11勝17敗)
10位:大阪(11勝17敗)
11位:滋賀(11勝17敗)
12位:富山(9勝19敗)
13位:京都(7勝21敗)