ケルドン・ジョンソン

7人の異なる選手がゲームハイの得点を記録して7連勝

現地12月22日、スパーズはサンダーを130-110で撃破した。ディアロン・フォックスが6得点、ビクター・ウェンバニャマが12得点と、サンダーの対策が効いてキーマン2人が抑えられたが、他の選手にチャンスを回して34アシストを記録し、得点は130まで伸びた。

エース2人の得点が伸びない中で、ステフォン・キャッスルが24得点、ハリソン・バーンズが20得点、デビン・バッセルが17得点を記録。チームハイの25得点を挙げたのはベンチから出たケルドン・ジョンソンで、22分の出場でフィールドゴール16本中10本成功と効率良く得点を重ねた。

注目の一戦で素晴らしい活躍を見せたケルドンだが、「意識しているのはチームが勝つことだけ。僕たちはチームで結果を出そうとして、実際にそうなっている」と、自分のパフォーマンスよりもチームの好調を喜んだ。

スパーズは7連勝中で(NBAカップ決勝の負けはカウントされない)、その間にチームハイの得点を挙げたのはバーンズ、キャッスル、バッセル、ディラン・ハーパー、ウェンバニャマ、フォックス、そして今回のケルドンと、試合ごとに異なる7選手だ。ベンチも含めて有利なマッチアップを見極め、その選手が爆発するオフェンスの多様性がチームの強さに繋がっている。

ケルドンも、このチームの特長に自信を持っている。「試合ごとに誰が活躍するか分からない。爆発する選手が何人もいるメリットを最大限に活用できている。全員がチームメートの成功を喜び、自分の活躍じゃなくチームの勝利だけを考えて戦っている」

「みんなエースとして活躍できる力があるのに、僕が今日みたいなプレーをした時にはサポートを惜しまない。次に彼らが活躍する時には僕が全力で支えるよ。そうやって僕らは回っている。今の僕らは本当に通じ合っていると感じるよ」

とはいえ、この日の活躍は単にシュートタッチが良かっただけではない。3ポイントシュートを9本中5本と高確率で決めたが、ケルドンの持ち味はむしろリムアタックでねじ込む勝負強さ。2点シュートは7本中5本成功と、こちらの効率の良さも際立った。サンダーが誇るツインタワーに対し、アイザイア・ハーテンシュタインはフローターでかわし、チェット・ホルムグレンには懐に入り込んで強引に決めた。

「チェットみたいなリムプロテクターを相手に得点するのは大変だけど、その技術を僕は何年も磨いてきた。良い角度を作り出してシュートに持っていく。僕はそれほど身体能力が高いわけじゃないから技術で何とかしなきゃいけない。その技術を簡単だと言えば嘘になる。スペースを見付けて、そこをこじ開けてシュートに必要な角度を作り出すんだ」

それと同時に、彼は自分の仕事が得点を取ることだとは思っていない。「チームが必要としていることをやる。僕はそれを誇りに思っている。エネルギーを注入し、リーダーシップを発揮し、チームが勝つために必要なすべてを出す。そのためにはチームメートを第一に、チームを最優先に考える。試合ごとに求められる役割が変わると、アジャストするのはちょっと大変だけど、そこにモチベーションを感じてもいる」

スパーズの強みは層の厚さと、そこから生み出される多彩さ。チームが勝てなかった時期にも努力を怠らず、チームとともに成長してきた7年目のケルドン・ジョンソンも、その強みを支える重要なピースの一人だ。