ファンのみなさんが失望される可能性を理解しています
フリーエージェント選手との交渉が解禁された6月30日、今夏の移籍市場の中心とも言われたケビン・デュラントとカイリー・アービングが、ネッツと合意したと報じられた。
デュラントは、自身が所有する会社が運営しているスポーツビジネスネットワーク『TheBoardroom』のInstagramアカウントで、リーグが定めるモラトリアム(猶予)期間が終了する7月6日にネッツと契約する意思を表明。
アービングもデュラントと同様に4年契約を結ぶと報じられた。
2人の決断に誰よりも驚き、失望させられたのはニックスだろう。以前からデュラントとアービングの移籍先有力候補として名前が浮上していただけに、同じニューヨークを本拠地にするネッツに奪われたショックは大きい。ニックスファンの動揺も大きいと考えたのか、急遽ニックスの球団社長を務めるスティーブ・ミルズが、以下の声明を発表した。
「我々は、今夜のニュースにより、一定数のニックスファンのみなさんが失望される可能性を理解しています。ですが我々は、ドラフト、ターゲットにしているフリーエージェント選手の獲得により、今後も継続して状況を好転させ、ニックスを将来的に優勝を競い合えるチームに再建できると確信しています」
ニックスはジュリアス・ランドルとの合意を取り付けたと報じられているが、メインターゲットの獲得失敗に、ファンは興醒めしているに違いない。
今年のドラフト全体3位でRJ・バレットを指名できたとはいえ、名門ニックスが再び脚光を浴びる日が来るのは、しばらく先になりそうだ。