クリスタプス・ポルジンギス

ドンチッチとともにチーム再建の核に

ダーク・ノビツキーが現役を引退し、2019-20シーズンから新時代を迎えるマーベリックス。今後は2018-19シーズンの新人王に輝いたルカ・ドンチッチ、そしてクリスタプス・ポルジンギスを中心とするチームを作り、再建を推し進めていく。

今後の土台をより強固なものにするため、マブスはオフに制限付きフリーエージェントになるポルジンギスに、最大限の誠意を示すようだ。交渉が解禁される6月30日以降、マブスが同選手に5年1億5800万ドル(約169億円)のマックス契約を提示すると、『The Athletic』が伝えた。

ポルジンギスは、2018年に左膝前十字靭帯断裂という重傷を負い、昨シーズンを全休した。ニックスからトレードされてからまだ1試合にも出場していない選手に提示する金額としては超が付くほどの高額だが、ケガをするまでにキャリアハイの平均22.7得点、2.4ブロック、3ポイントシュート成功率39.5%という堂々たるスタッツを残したポルジンギスならば、復帰後も成長し続ける可能性が高い。

仮にマブスがオファーを出さなければ、他チームがポルジンギスの獲得に動くのは必至だ。また、早々に最大限の条件を示さなければ、本人の気持ちも揺らいでしまうかもしれない。

この夏マブスは、ドンチッチ、ポルジンギスと相性の良いフリーエージェント選手を獲得するだろう。いったい誰がトリオの3人目となるのか、ポルジンギスとの新契約締結も含めて、今後の動きに注目したい。