「高校生の時に初めてプロの試合を観たのがエヴェッサ」
大阪エヴェッサは今日、島根スサノオマジックから小阪彰久を獲得したことを発表した。
小阪は大阪の吹田市出身。大阪学院高から大阪学院へと進んだ、地元育ちの日本人ビッグマン。アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城を経て2017年夏に島根へと移籍。プレータイムこそ1年目は7.6分、2年目は8.1分と伸びなかったが、試合の状況に応じて必要なプレーに徹することで繋ぎの役割を務め上げた。プレーオフでもB1昇格が懸かった熊本ヴォルターズとの第1戦で13分のプレータイムを得て、敵地での貴重な勝利に貢献している。
外国籍選手の起用が優先されるインサイドのポジションではあるが、日本人ビッグマンが繋ぎの時間でどれだけのパフォーマンスを見せられるかは、勝敗を大きく左右する。根来新之助とファイ・パプ月瑠を放出した大阪で、小阪がこの重要な役割を担うことになる。
阿部達也GMはクラブのリリースを通じて「非常に真面目、器用でかつ走力もあり献身的な選手」と小阪を評価。オールラウンドな仕事ぶりと、走れるビッグマンとしての素質を買った形だ。
小阪もクラブを通じて次のようなコメントを発表している。「生まれ育った大阪の地でプレーするチャンスをいただけたことに感謝するとともに、その一員になれることを光栄に思いますし、とても興奮しています。高校生の時に初めてプロの試合を観たのが大阪エヴェッサで、その時の感動は今でも鮮明に覚えています。次は僕自身が大阪エヴェッサのプレーヤーとして最大限を尽くし、地元大阪のために全力で戦います」
この日、大阪は穂坂健祐ヘッドコーチの契約満了を発表している。日本人選手の陣容は固まってきた。あとは残留が決まっているジョシュ・ハレルソン以外の外国籍選手と、このチームを率いる新指揮官に誰を据えるのかが注目される。