写真=野口岳彦、B.LEAGUE

昨日、バスケ界では『ロイヤル婚約』にも匹敵する、うれしい結婚のニュースが届いた。

サンロッカーズ渋谷の藤高宗一郎とトヨタ自動車アンテロープスの栗原三佳が、互いのSNSで結婚したことを報告した。

栗原は3月でWリーグのシーズンを終えており、この一連の日本代表には参加せずにケガをした指の完治に向けリハビリ中。藤高が所属するSR渋谷は先週末にチャンピオンシップのクォーターファイナルで敗れてシーズン終了。2人ともシーズンを終えたということで発表の運びとなった。大阪出身の2人、栗原が2歳上の『姉さん女房』となる。

報告です?? 私ごとですか、この度、藤高宗一郎さんと結婚いたしました。 いたしましたというか昨年に結婚してました。笑 シーズン中ということもあり、お互いが落ち着いての報告しようと思っていて、報告が遅くなって申し訳ありません。 今、私は治療に専念しまだ病院にいる時間が長く、辛いこともたくさんありますが、いつも支えてくれて元気をもらってます。彼には感謝してます。 本拠地が違うので別居も続きますし、なかなか一緒に過ごす時間もたくさんあるわけじゃないですが、私たちらしく家庭を作れたらと思ってます。 どんなときも理解してくれ協力してくれる家族、チーム、バスケ関係のみなさまにはとても感謝しています。 まだまだ至らない未熟な二人ですが温かく見守っていただけたら幸いです。 プレーヤーとしてもっともっと成長できるようお互い精進していきます。どうぞこれからもよろしくお願いします。 #結婚いたしました #これからもよろしくお願いします

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4月には女子日本代表で栗原とチームメートだった間宮佑圭が結婚を発表し、大﨑佑圭と名前を変えた。1年前はリオ五輪に向けて猛特訓の日々だったが、それから1年でスターターのうち2人が結婚。大﨑と同じくInstagramでの発表になったのも『時代』を感じさせる。

藤高はプロ3年目、Bリーグ初年度のシーズン、60試合中57試合とほぼ全試合に出場したものの先発定着は果たせず、終盤戦にはプレータイムを減らしてしまった。チームもチャンピオンシップ『8強』止まりであり、来シーズンの藤高にはさらなる飛躍が求められる。

栗原にとっても苦しいシーズンだった。リオ五輪の初戦で右手親指の付け根を剥離骨折、痛みをこらえてプレーし続けて結果を残したが、大会後は長いリハビリを強いられた。一度は復帰を果たすも、今度は2月中旬に左手の中指を骨折。万全ではない状態でWリーグのファイナルまで進んだものの、JX-ENEOSの前に敗れている。チームは大きく成長しての準優勝だったが、栗原にとってはキャリアで最もキツかった1年かもしれない。

お互いに支え合う伴侶を得た来シーズンは、大きな飛躍に期待したい。