B1残留プレーオフ1回戦を制した横浜と富山が『勝てば残留』の2回戦へ進出、秋田と仙台は失意のB2陥落が決定

2017/05/14
Bリーグ&国内
253

文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE

千両役者の川村卓也、『第3戦』で決勝ブザービーター

B1残留プレーオフ1回戦の秋田ノーザンハピネッツvs横浜ビー・コルセアーズは劇的な幕切れとなった。

今日の第2戦を終えて1勝1敗となり、特別ルールの『第3戦』で決着をつけることに。

前後半5分ずつの『最終決戦』、安藤誓哉が神がかり的なシュートタッチで次々と得点を重ね、秋田がリードを広げていく。第1戦の終盤も、秋田は安藤の連続得点で苛烈な追い上げを見せたが、最後は一歩及ばなかった。必勝を期す安藤は、それ以上のペースで得点を重ねていく。

だが、選手交代を一切行うことなく、スタートの5人を10分間引っ張り続ける横浜が意地の追い上げを見せる。そしてドラマは最後に待っていた。

14-16と横浜の2点ビハインドで迎えた残り10秒、安藤のシュートがリングに嫌われ、横浜に最後のチャンスが巡って来る。オフェンスをセットする余裕はなく、持ち込んだ川村卓也が振り向きざまに3ポイントシュートを放つ。これが試合終了のブザーとともに決まって逆転。

川村はシュートの行方を見届けるとベンチへと一目散。興奮した仲間たちに揉みくちゃにされ、劇的な勝利の喜びを分かち合った。秋田の長谷川誠ヘッドコーチはブースターとともに茫然自失、選手たちは座り込んだまま動けなかった。

第3戦を17-16で制した横浜が2回戦進出。敗れた秋田にとっては、泣きじゃくる安藤の姿がシーズンのラストシーンとなった。

富山が2回戦に進出、19日に横浜と残留を決める大一番

B1残留プレーオフ1回戦のもう1試合、富山グラウジーズと仙台89ERSは、レギュラーシーズンの順位で上回る富山の連勝で終わった。富山の指揮官ボブ・ナッシュは、「ゲームのカギとなったのは間違いなくリバウンド。リングに対してしっかりアタックし、オフェンスリバウンドを取れたことが勝因となった」と、高さの優位を生かしての勝利であることを強調した。

仙台は降格が決定。間橋健生ヘッドコーチは「富山の方が勝ちたい気持ち、技術、体力、すべてにおいて上回った」と完敗を認め、「Bリーグ初年度に1部という舞台で最後まで戦えたこと、関係するすべての方々に感謝の気持ちを伝えたい」と苦しいシーズンを締めくくった。

1回戦の勝者である富山と横浜は残留プレーオフ2回戦に進出。2回戦は5月19日(金)、代々木第二体育館で19時05分開始の『一発勝負』となる。ここでの勝者はB1残留が決定、敗者は5月28日(日)に代々木第一体育館で開催される『入れ替え戦』に回ることになる。

「B1残留プレーオフ 2回戦 2016-17」出場クラブ決定のお知らせ