功労者の2人「適切な形で報いられるべき」
ケビン・デュラントとクレイ・トンプソンは、ウォリアーズのスリーピート(3連覇)という悲願達成のため、ケガを抱えたままラプターズとのNBAファイナルでプレーした。その結果、2人とも今後のキャリアに影響を与えかねない重傷を負った。
デュラントは、ロケッツとのカンファレンス・セミファイナルで痛めた右足のふくらはぎの状態が万全ではないままファイナル第5戦で復帰し、右足アキレス腱を断裂。トンプソンは、ファイナル第2戦で左足のハムストリングを負傷するも、第4戦から復帰した結果、第6戦で左膝前十字靭帯を断裂する重傷を負った。
指揮官のスティーブ・カーは、ファイナル敗退後の会見で、デュラントが2019-20シーズンを全休する可能性を示唆。同様にトンプソンの復帰も、来シーズン後半戦になる可能性が高い。
その前に、彼らはオフにフリーエージェントになる。2人は、リーグの戦力バランスに影響を与えられるだけの選手だ。しかし、来シーズン開幕に間に合わない上に、復帰後も以前と変わらぬパフォーマンスができるか分からなくなった今、大型契約を提示するチームがどれだけ現れるかは疑問だ。
そんな中、文字通り身を呈してチームのために力を尽くした彼らとの再契約について、GMのボブ・マイヤーズが言及した。
シーズン終了後の取材に対応したマイヤーズは、フリーエージェントになる2人について聞かれると「我々は、彼らを最高レベルで評価している。彼らの価値を理解していなかったら、私は優秀なGMとは言えない。可能な限り手を尽くしてチームに残したいと思う選手だ」と答えた。
また「彼らは球団にとって非常に重要。適切な形で報いられるべきだと思う」と、大型契約を提示する可能性を示唆した。
最終的には2人の決断次第だが、不本意な形でシーズンを終えてしまい、『やり残し』があると感じていても不思議ではない。あとは、球団が高額なラグジュアリータックスをリーグに支払うこと、そして重傷から復帰する2人と再契約するリスクを承知の上で、貢献に見合うだけの条件を提示するかどうかだ。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日