ドリームキャンペーン

ドルフィンズ恒例のバースデーパイ投げ、ドッキリ大成功!

6月某日、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの練習場を、一人の女性が訪れました。この日は、B.LEAGUEスタンプの『ドリームキャンペーン』の実施日。希望する選手と「その選手とかなえたい夢」を投票し、当選すればその夢がかなうブッちぎりの企画です。

今回の幸運な当選者はドルフィンズの、中でも安藤周人選手の大ファン。今シーズン、試合告知のチラシがきっかけでドルフィンズアリーナに足を運んでみたら、バスケットの迫力と選手の近さに圧倒され、一発で魅了されてしまったんだそうです。中でも「シンプルにカッコいいですよね」という安藤選手にドハマり。そもそもプロ野球やJリーグなどスポーツ観戦にはほとんど興味がなかったそうで「まさかこんなにハマるとは」と本人も驚いていました。

そしてこの当選者の方、安藤選手と同じ6月13日が誕生日。ドルフィンズと言えば知る人ぞ知る、誕生日の選手はパイ投げの洗礼を浴びるのが恒例行事。彼女は「安藤選手と誕生日が一緒なので、一緒にパイ投げをしてお祝いをしたい」という夢で応募し、見事『ドリームキャンペーン』に当選したのでした。

緊張する当選者の前に、安藤選手が登場。あこがれの選手との対面に緊張してしまう当選者ですが、そこは『癒し系』の安藤選手が軽やかなトークで場を和ませます。挨拶代わりに目の前で得意の3ポイントシュートを決めると、続いてはいつもやっているというツーボールのドリルを披露。当選者はすでに目がハートになっていますが、夢がかなうのはこれからです!

安藤周人

ドッキリで『おいしい役どころ』もバッチリ

そんな交流が一段落して、安藤選手は一度退出。コートに残った当選者のインタビューを撮影します。さて、ここからが本番。インタビューに応じる当選者の背後から安藤選手がパイを手に忍び寄り、パイ投げをブチかますのです。

──という段取りが安藤選手に説明されていたのですが、実はドッキリ。その安藤選手の背後から忍び寄るのは、この日ウェイトトレーニングのため練習場に来ていた木下誠選手でした。木下選手が安藤選手を羽交い絞めにしたところで、当選者がすかさず立ち上がり、見事にパイを顔面にぶちかましたのです!

顔面がクリームまみれになった安藤選手ですが、「シーズンオフが誕生日なので、前からやりたかった」とうれしそう。「同じ誕生日だからお互いやり合うと思っていたので、打ち合わせで僕だけがやると聞かされて少しガッカリしたんです。僕も誕生日なのに、おいしい役どころがないのかって。だからうれしかったです」とのこと(クリームで真っ白な顔で)。

もちろんパイはまだ用意されていて、今度は安藤選手から当選者へも遠慮なくガッツリのパイ投げ。サービス精神満点の安藤選手なので、グリグリグリっと入念に。さらには「自分だけおいしくないのはダメだよ」と先輩風を吹かせて、木下選手にもガッツリとパイ投げ。こうして見事に、当選者の夢はかなったのでした!(ちなみにパイは、後ほどスタッフが、ではなく安藤選手と木下選手、当選者の方が「甘い甘い」と連呼しながら、おいしくいただきました)

ドリームキャンペーン

「むさ苦しい男ばかりの体育館」にエナジー注入完了!

誕生日ということで、当選者が用意してきたプレゼントを安藤選手に手渡すと、安藤選手はいつも着用していたトレーニングウェアをプレゼント。

「コートの外だとニコニコ笑顔なところ、試合になるととても真剣なまなざしでカッコ良くて、そのギャップが好きです」と安藤選手の魅力を語ってくれた当選者にとっては、忘れられないひと時になったのではないでしょうか。

安藤選手も「お客さんの応援があってこそ燃える」と、後押しを力に変えられるタイプ。オフになると声援のない「むさ苦しい男ばかりの体育館」(本人談)で黙々と練習していただけに、この日はキャーキャー言われて少なからずうれしかった様子。「こうやってファンの方と交流できて、しっかりお話もできたのは良い経験でした」と晴れやかな笑顔で語ってくれました。声援にパワーをもらって、さらなる飛躍に向けたトレーニングにも気合が入りそうです!