神戸ストークス

9月23日、GLION ARENA KOBEにて『KOBE RISING 2025』が開催される。東西対決の構図で、大阪エヴェッサvsアルバルク東京、滋賀レイクスvs茨城ロボッツ、神戸ストークスvs千葉ジェッツの3試合が実施される上に、参戦クラブのマスコットとチアが集結し、アリーナ外でもイベントが実施されるなど、シーズン中とは一味違う贅沢な大会だ。

今回は、第3試合の神戸ストークスvs千葉ジェッツの展望や注目選手を紹介する。

神戸ストークス

主催としてホームで負けられない神戸ストークス

本大会主催の神戸が、B1の人気チーム千葉Jに挑む。神戸は今オフに積極的な補強を敢行し、一躍B2優勝候補へと躍り出た。寺園脩斗、笹倉怜寿、八村阿蓮とB1でも実績ある選手に加えて、昨シーズンB2日本人で2番目に多い平均12.8得点を記録した木村圭吾も獲得。盤石の構えで千葉Jを迎える。またフランチャイズプレーヤーの谷直樹と道原紀晃コンビの活躍にも期待。川辺泰三ヘッドコーチが新たに指揮を執るため、戦術の浸透度や遂行力にも注目だ。

【注目選手】
八村阿蓮
今オフに群馬クレインサンダーズから移籍。群馬では3&Dとして活躍する試合もあれば、ロスターによってはインサイドを任されることもあり、一歩も引かない姿勢で外国籍選手とも渡りあっていた。帰化枠とアジア特別枠を使用しないロスター上、八村のインサイドでの奮闘は不可欠となる。ロールプレーヤーからメインスコアラーに成長する時が来た。

千葉ジェッツ

力を発揮できるか?最強ロスター千葉ジェッツ

昨シーズンの千葉Jはシーズンを通じてケガ人に泣かされながらも、チャンピオンシップのセミファイナルまで駒を進めた。そこから大きくロスターを変えずに優勝を目指すことに。今大会も富樫勇樹や渡邊雄太といった有名選手が会場を沸かしてくれるに違いない。将来有望な高卒ルーキー瀬川琉久は、河村勇輝のようなキャリアを進める可能性もあるため、今大会の注目度は高い。リーグ最強ロスターによる完成度の高いバスケットを期待したい。

【注目選手】
金近廉
この夏、日本代表としてアジアカップを戦った成長著しい22歳のフォワード。アジアカップの結果は満足できるものではなかったため、その悔しさをリーグ戦にぶつけてほしい。代名詞の入り出したら止まらない3ポイントシュートに加えて、積極的なアタックやディフェンスでも存在感を示していただけに、今大会をきっかけにさらなるブレイクが期待される。

プライドをかけた東vs西の最終戦!

新体制となった神戸にとって、力試しとしてこれ以上ない対戦相手の千葉J。ヨーリ・チャイルズとアイザック・バッツを擁する神戸は、リバウンド勝負では絶対に負けたくない。それぞれの強みを出した上で、チームとして機能するかが問われる試合となる。千葉Jにとっては、プレシーズンゲームの香川ファイブアローズ戦や佐賀バルーナーズ戦で敗れているため、しっかり勝利して良いイメージで開幕を迎えたいところだ。「KOBE RISING 2025」を締めくくるにふさわしい熱狂的な試合に期待したい。

⇒『KOBE RISING  2025』公式サイト

KOBE RISING 2025