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寒がりのウェストブルック、暑がりのラブの『1on1』

今から数年前、UCLAの大学寮の一室で未来のNBAスター選手2人が共同生活をしていたことは、あまり知られていない。キャバリアーズのケビン・ラブと、サンダーのラッセル・ウェストブルックの2人のことだ。

2人は今も親友だが、同部屋時代のあるエピソードをラブがテレビ番組『First We Feast』に出演した際に明かした。

ウェストブルックとは、エアコンの設定温度を巡って衝突を繰り返したのだとラブは言う。

「室温を巡るバトルがあったよ。ある夜、室温が23度くらいだったとき、彼はエアコンの室温を上げたんだ。自分は20度くらいが快適に過ごせる温度だから、そこに問題が生まれた。わずかな温度差だけど、身体で感じる差は大きいからね。僕は暑がりで、室温に敏感なんだ。夜中に汗をかいて目が覚めて、眠れない日もあったよ」

ラブの話を聞く限り、ウェストブルックが快適に感じる室温に合わせて生活していたのだろうと推測できる。キャブズの『キング』ことレブロン・ジェームズを後方から支えているように、ラブは2番手、3番手がベストポジションなのだろう。

一方、やはりウェストブルックは大学時代から唯我独尊。他の選手を納得させるだけの能力あってのことだが、両者のプレースタイル、キャリアの違いが感じられるエピソードとも言える。