カリー「僕らは両方の立場を経験している」
スリーピート(3連覇)達成が濃厚と言われて5年連続のNBAファイナルに挑んだウォリアーズ。しかし、ケビン・デュラントの復帰が間に合わず、クレイ・トンプソンもシリーズ中に負傷離脱した影響もあって、第4戦を終えて1勝3敗となり、もう1敗もできない状況となった。
最後にウォリアーズがプレーオフで1勝3敗の状況に追い詰められたのは、2016年の西カンファレンス・ファイナル。当時はデュラント、ラッセル・ウェストブルック、サージ・イバカが中心のサンダーに王手をかけられながらも、第5戦からの3連勝で逆転勝利を果たした。だが、これはNBAファイナルだ。ファイナルで1勝3敗から大逆転優勝を果たしたチームは、NBA史上2016年のキャバリアーズしかいない。
ステフィン・カリーは、3年前の経験を生かし、この状況をどう打開するかを聞かれると、「まだ終わっていない」とコメント。「もちろん、気分は良くないよ。けれど、自分たちは両方の立場(1勝3敗から勝った経験と、3勝1敗から負けた経験)を経験している。この状況をひっくり返す良い機会。ありきたりな表現だけれど、今は目の前の試合に集中するだけ。でも、それしかシリーズを戦う方法がない。第5戦では、コートに立つ全員が48分を通して全力を出し尽くさないといけない。ロッカールームでも、チームの力を信じようという話を全員でした」と、続けた。
ドレイモンド・グリーンも、キャブズに逆転負けを喫した3年前について触れ、「自分たちには3勝1敗の立場から負けた経験があるわけで、この状況から歴史を作れない理由が見当たらない」と語った。
王者の悲願でもある、オラクル・アリーナでのラストイヤーにスリーピートを達成するため、第5戦からは一戦必勝の精神で戦わなければならない。
Didn't have it tonight.@verizon brings you the Game Rewind. pic.twitter.com/V2apXWu7Rq
— Golden State Warriors (@warriors) 2019年6月8日