
ボグダノビッチ欠場もマルコ・グドゥリッチがカバー
セルビアはエストニア、ポルトガル、ラトビアを撃破してユーロバスケット開幕から3連勝を飾った。難敵トルコとの対戦を最終日に残してはいるが、これで上位2位でのグループ通過が見えた。
現地29日のラトビア戦では、残り3分で10点リードがあったにもかかわらず残り1分の時点で82-80まで追い上げられた。それでも第2クォーター途中から最後までリードを守り続け、84-80で勝利した。
前の試合でケガをしたボグダン・ボグダノビッチの欠場で、セルビアは3ポイントシュートという武器を欠いた。加えてラトビアはニコラ・ヨキッチにダブルチームを送らず「ヨキッチに何点取られても、他の選手を止める」というディフェンスを徹底した。これでヨキッチの得点は伸びてもチームの連携は断たれ、3ポイントシュートの試投数は20本のみ。最後までもつれる接戦になったことは、ラトビアの守り方が正しかったことを示している。
しかし、ヨキッチという規格外の選手を相手にすると、ゲームプラン通りに戦えても勝てない。ヨキッチは32分の出場で39得点10リバウンド4アシストを記録。「ヨキッチに何点取られても」という相手ディフェンスに対し、勝負どころで自ら仕掛け続け、ラスト6分でセルビアが挙げた11得点はすべてヨキッチが決めたものだった。
先のポルトガル戦では勝ったものの、ヘッドコーチのスベティスラフ・ペシッチは選手たちが格下相手に集中を欠いたプレーを見せたことに激怒していた。今回はヨキッチの『個の力』で苦しい試合を勝ち抜いた形だが、指揮官は「昨夜の試合は集中できていなかったが、今日は我々にとって重要な勝利を挙げることができた。今日のような戦いを続けていかなければならない」と選手たちを称えた。
ラトビアは開幕戦でトルコに完敗し、続くエストニア戦でも2点差勝利と苦戦を強いられ、セルビア戦で立て直すべく気合いが入っていた。ペシッチはそれを指摘する。「ラトビアは高いレベルで組織化され、素晴らしいバスケをしている。この雰囲気(試合はラトビアのリガで行われた)で勝つのは簡単ではない」
指揮官はボグダノビッチのケガについて「まだ様子を見ている」と詳細を語らなかったが、その代役として先発出場したマルコ・グドゥリッチのプレーをこう称えた。「彼はベンチから出て20分もプレーしない選手だが、今日は先発起用に応え、完璧な3ポイントシュートを2本決めた。彼はヨキッチにはなれないが、ヨキッチも彼にはなれない。これが我々のクオリティなんだ」