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キャバリアーズが東カンファレンス決勝進出に王手をかけた

1回戦から無傷の7連勝をマークしたキャブズの中でも、群を抜く異次元のパフォーマンスを続けているのが『キング』ことレブロン・ジェームズだ。ラプターズとのシリーズでは、第1戦から3試合続けて35得点以上を記録し、チームを引っ張っている。

5月5日に敵地エア・カナダ・センターで行なわれた第3戦でも、35得点8リバウンド7アシストの大活躍を見せ、115-94での快勝に貢献。試合後、よほど気分が良かったのだろう。『ESPN』によれば、ロッカーに戻る通路でラプターズの大ファンとして知られ、球団のアンバサダーを務めるラッパーのDrakeを見つけると、シリーズ中にもかかわらず余裕の表情で、こう話しかけたという。

「今夜どこに行くんだ? マルガリータを飲むなら俺のツケで」

もちろん、レブロンがプレーオフのシリーズ中に敵チームの親善大使と酒を酌み交わすことなどあり得ない。自己ベスト級のパフォーマンスに加え、これまで全く苦戦することなく勝ち続けている結果に上機嫌だっただけだ。

レギュラーシーズン中は付け入る隙を見せ続けた王者キャブズだったが、プレーオフに入ってからは盤石の強さを誇っている。

すでに精神的ダメージの大きいラプターズに、シリーズを巻き返すだけの余力は残されていないかもしれない。