バスケットボール

金沢学院大学附属中は開校4年目での初優勝

8月22日から24日にかけて、鹿児島県薩摩川内市・鹿児島市で『全国中学校バスケットボール大会』(通称「全中」)が開催された。男子は開校4年目の金沢学院大学附属中(石川県)が初優勝。女子は京都精華学園中(京都府)が優勝し、大会3連覇を達成した。

男子決勝は金沢学院大学附属中が世田谷区立梅丘中(東京都)に58-43で勝利した。準決勝では、昨年の全中と『京王Jr.ウインターカップ2024-25』で敗戦を喫した、因縁の四日市メリノール学院中(三重県)を撃破。その勢いのまま挑んだ決勝戦では、第1クォーターこそ互いに我慢の展開となったが、両チーム最多の23得点を記録した矢作拓真を中心に得点を重ねて主導権を握った。梅丘中も第4クォーターに野呂田桜輔と野村勇人のビッグプレーなどで粘りを見せたが、最後まで多彩な攻撃とタフな守備を崩すことのなかった金沢学院大学附属中が経験と悔しさを力に変え、頂点に立った。

女子決勝は京都精華学園中が四日市メリノール学院中(三重県)を78-66で破り、大会3連覇を達成した。序盤は四日市メリノール学院中がオールコートディフェンスから流れを作り、前半を42-35とリードする。しかし後半、メンバーを入れ替えてディフェンスを強化した京都精華学園中が、アニボグジェニファー チナザを起点に得点を重ね、一気に主導権を奪い返した。四日市メリノール学院中も安井穂香の3ポイントシュートなどで最後まで粘りを見せたが、激しいディフェンスとインサイドの強さで試合を優位に進めた京都精華学園中が勝利。下級生も経験を重ねて成長を見せ、高さと粘り強さを武器に大会3連覇を成し遂げた。

【男子最終結果】
優勝:金沢学院大学附属中(石川県)
準優勝:世田谷区立梅丘中(東京都)
第3位:四日市メリノール学院中(三重県)
第3位:京都精華学園中(京都府)

【女子最終結果】
優勝:京都精華学園中(京都府)
準優勝:四日市メリノール学院中(三重県)
第3位:高石市立高南中(大阪府)
第3位:八王子市立第一中(東京都)