「痛みがあっても、抱えながらやらないといけない」
NBAファイナル2019でラプターズに先手を取られたウォリアーズ。指揮官のスティーブ・カーは、現在のラプターズの印象を「数年前の自分たちのよう」と表現した。
第2戦前日の会見に出席したアンドレ・イグダーラは、カーのコメントについて意見を求められ、こう答えた。
「ラプターズは、オープンな選手を上手く見つけられている。シュート、ドライブ、キックアウトを多用して、チャンスを生かそうとしている。オープンな状態で3ポイントシュートも打てている。(マルク)ガソルも、ダニー・グリーンも、(パスカル)シアカムも3ポイントシュートを決めているし、(フレッド)バンブリートも能力を発揮している。コートに出ている選手が、試合に勝つための良いプレーを決めているんだ。コートに出ている相手の選手全員が脅威だから、注意しないといけない」
第1戦ではシアカムがラプターズを勝利に導いたが、相手のエースはカワイ・レナードだ。イグダーラは、レナード対策について聞かれると、「彼は特別な選手で、それだけの力があることを証明している」とコメントした。「ペリメーターからも相手にダメージを与えられるし、ゴールに向かうプレー、シュートからも相手にダメージを与えられる。自分たちにやれることは、コートに出ている相手の全員に可能な限り難しいプレーを強いること。カワイを止めるのではなくて、できるだけ体力を消費させること」と、続けた。
イグダーラは、第1戦で左足を痛めた。痛みに顔を歪めてハムストリングを押さえる場面も見られたが、明日の第2戦には出場できる見込みだ。
ケガを抱えながらレナードとマッチアップするのは困難なタスクだが、「トップ選手とのマッチアップはいつだって大変。心身ともに準備を整えていないといけない。スポーツの歴史をたどれば、ケガをして、痛みがあっても、それを抱えながらやらないといけないという話を聞いたことがあると思う。チームの勝利のために、やらないといけないんだ」とイグダーラは言う。
明日の第2戦に勝ってシリーズ戦績を1勝1敗のイーブンに戻したいウォリアーズにとって、イグダーラは欠かせない存在だ。ベテランは、チームの3連覇達成という壮大な目標のため、身体が動く限りプレーし続けるつもりでいる。
Andre Iguodala drives for the flush in #PhantomCam!#StrengthInNumbers 87#WeTheNorth 94
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— NBA (@NBA) 2019年5月31日