イングルズが反論「車を手配してやるからラスベガスに行け」
3年連続のNBAファイナル進出を目指すウォリアーズは、西カンファレンス準決勝でジャズではなくクリッパーズと対戦することを希望していた。
その理由は、コート上での相性ではない。レギュラーシーズンで上位のクリッパーズが順当に勝ち上がっていれば、アウェーゲームの遠征先はロサンゼルスだった。遊ぶ場所に事欠かないロスへの遠征で、プレーオフ期間中のテンションを高められると目論んでいたわけだ。
アンドレ・イグダーラは『ESPN』に対し「ジャズと対戦することになって何が問題かって、ユタじゃ何もすることがないことだ。精神的に落ちてしまうよ」と話す。「これがロスだったら、試合への気持ちも高まったのになあ。ロスだと大都市の雰囲気というか、エネルギーが感じられるだろ? これがユタとなると『早く帰ろう』という雰囲気にしかならないからね」
『Sports Illustrated』によれば、この話を聞いたジャズのジョー・イングルズは「プライベートジェットをチャーターするだけの金はあるだろうからロスに行けばいい。試合当日に来ればいい」と言い返している。
さらにイングルズは、テンションを上げるエンタテインメントを求めるウォリアーズの選手たちにこんな提案をした。「遊びたいならラスベガスに行けばいい。僕が車を手配してやるよ」
ウォリアーズのホームで行われた第1戦は106-94でウォリアーズの勝利。ケビン・デュラントの復帰でベストメンバーが揃い、スターターの5人全員が2桁得点を記録する圧勝だった。
4日にはソルトレイクシティに舞台を移してジャズのホームゲームが行われる。第1戦の出来を見る限り、ウォリアーズの優位は動かない。ただ、初戦を楽勝で終えたことでの気の緩み、行こうと思えば行ける距離にあるロサンゼルスやラスベガスの誘惑には注意が必要だ。
Some ?? ?? moments to get round 2 started. #StrengthInNumbers pic.twitter.com/yuCw7tq83v
— GoldenStateWarriors (@warriors) 2017年5月3日