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ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、闘志溢れるプレーと相手を苛立たせるトラッシュトークを頻繁に行なうことから、1980年代後半にはセブンティシクサーズ、90年代にはサンズのエースとして活躍したチャールズ・バークリーと比較されることが多い。

だが当の本人はバークリーとの比較に嫌悪感を示し、『ESPN』とのインタビューでは「影響なんて全く受けていない」と不快感を示した。

「よしてくれ。影響なんて微塵も受けていない。チャック(バークリーの愛称)にあこがれたことなんかないよ。俺はミシガンのサギノーで育った。地元ではバスケットボールの試合の最中に自分が思ったことを口にする選手が多いのさ。そういう環境で育ったし、よく話をする家庭環境だったからね。バークリーの影響なんかじゃないんだ」

だが、見た目によらず素直な一面も持つグリーンは、選手として成長する上でバークリーのプレーを参考にしたことは認めている。

「彼のファンではなかったけれど、偉大な選手であることを否定するつもりはない。年齢を重ねるに連れて彼のプレーを見るようになったよ。彼はサイズがあったわけじゃないのに素晴らしい選手だった。彼のプレーを自分のスタイルに取り入れようと思ってね。それでも、影響は受けていないけどね」

とはいえ、オールラウンドに優れている部分も含め、2人の間に共通点は多い。このまま選手として成長し続ければ、グリーンもバークリーと同様に、通算2万得点、1万リバウンド、4000アシスト超えを果たす日が来るかもしれない。