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アンソニーはアップテンポなオフェンスでのプレーを希望

ニックスのカーメロ・アンソニーは、新ヘッドコーチ就任が濃厚と言われるジェフ・ホーナセックのスタイルに好感を持っている。

まだ正式発表はされていないが、ホーナセックはニックスのヘッドコーチ就任に合意していると伝えられている。

2013年から3年サンズのヘッドコーチを務めたホーナセックは、アップテンポのオフェンスを導入。サンズのヘッドコーチ就任1年目となった2013-14シーズンにはレギュラーシーズンで48勝34敗という結果を残した。アンソニーは『WNBC-TV』のインタビューで、ホーナセックへの期待を語った。

「彼がサンズのヘッドコーチだった時、何試合か対戦したことがある。彼がアップテンポなプレー、トランジション(守から攻への速い切り替え)、速い試合ペースを好むのは皆が知っている。そういう面を考えてみても、とても楽しみなんだ」

ブルズとレイカーズのヘッドコーチ時代に3連覇を達成したフィル・ジャクソンが球団代表に就任した後、ニックスはジャクソンが提唱する『トライアングル・オフェンス』の導入を続けてきた。だが、ここにきて方針を転換したようで、ホーナセックに対しては戦術面の縛りを設けず、自由に采配を振るわせるようだ。

アンソニー、クリスタプス・ポルジンギスら得点能力のある選手を抱えながら、ニックスはレギュラーシーズンでの平均得点でリーグ27位の98.4得点と、物足りない数字を残した。ホーナセックはまずこのオフェンスの改善に着手することになるだろう。

もっとも、アンソニーが新指揮官への期待を語る一方で、もしホーナセックのヘッドコーチ就任が発表されれば、現在のロスターに所属する選手の中でアップテンポなスタイルに適応が難しい選手は、放出対象となるかもしれない。