デイミアン・リラード

「自分たちは第5戦のことを考えられる状態にいない」

ウォリアーズとの西カンファレンス・ファイナルで3連敗を喫したトレイルブレイザーズは、もう1試合も落とせない状況に追い詰められた。そこに、追い討ちをかけるような報せが入った。

エースのデイミアン・リラードが、肋骨を痛めた状態で強行出場を続けていると、『The Athletic』が報じた。リラードはシリーズ第2戦でルーズボールに飛び込んだ際、ウォリアーズのケボン・ルーニーに乗られた。この時に負傷したと見られ、左の肋骨付近を手で押さえ、痛みに顔を歪めた場面が確認されている。

リラードは、第2戦でフィールドゴール16本中6本の23得点、第3戦でも18本中5本の19得点と苦しんでいる。第3戦後の会見で、リラード は「自分たちは、第5戦のことを考えられる状態にいない。目の前の試合、目先の1勝をあげることが大事」とコメント。また、「チームが勝つには、自分が良いプレーをしないといけない。それは分かっている」とも語った。

リラードが万全でない以上、ブレイザーズは、バックコートでデュオを組むCJ・マッカラムのオフェンスに頼らざるを得なくなってしまう。だが、すべての面で高いレベルにあるウォリアーズに勝つには、マッカラムだけでは不十分と言わざるを得ない。

第4戦は、5月20日に本拠地モーダ・センターで行われる。ホームでの敗退を回避するためには、チーム全員のステップアップが求められる。このわずかな時間で、リラードのコンディションが少しでも上向くことを願うばかりだ。