写真=Getty Images

試合後は個人スタッツの質問に激高「どうだっていい」

4月19日にトヨタ・センターで行なわれたロケッツとのプレーオフ1回戦の第2戦で、サンダーのウェストブルックは51得点10リバウンド13アシストを記録し、NBAプレーオフ史上最多得点での『トリプル・ダブル』を達成。しかし、試合はホームのロケッツが115-111で勝利し、ロケッツが2連勝を収めている。

キャリア6回目となるプレーオフでの『トリプル・ダブル』をマークしたウェストブルックは、試合後の会見でメディアから個人スタッツに関して聞かれると苛立ちをあらわにし、「そんなもんどうだっていい」とコメント。「チームは負けたんだ」と憮然とした表情で答えた。

勝負どころの第4クォーターにサンダーは失速。89-86とリードしてスタートしたが、ジェームズ・ハーデンをベンチで休ませているロケッツに逆転を許し、残り7分ですっかり回復したハーデンがコートに戻った後は完全に受け身に回ってしまった。

一方のウェストブルックはこの間もフル出場。状況悪化でなおさら休むわけにはいかなくなり、どうしてもパフォーマンスは落ちていく。フィールドゴール18本中4本に終わった原因が疲労にあったかと質問されたウェストブルックは「何も問題なかった」返答。別の記者が第4クォーターのパフォーマンスに絡んだ質問を投げかけると、質問をさえぎるように「さっき答えた」と不機嫌さを露にした。

21日に行なわれる第3戦からは本拠地チェサピーク・エナジー・アリーナが会場となるため、まずは一矢報いたいところ。第2戦後にチーム専用機でオクラホマシティに戻ったサンダーは、現地の夜遅い時間にもかかわらず空港に集まった大勢のファンに出迎えられた。

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ハーデンとのシーズンMVP争いも話題に上っているが、ウェストブルックが求めるものはチームの勝利のみ。100%ホームの状況でロケッツを迎え撃ち、シリーズを2勝2敗の五分に戻せるかどうかは、『ミスター・トリプル・ダブル』のパフォーマンスにかかっている。