写真=Getty Images

悲しみを抱えながら戦うセルティックスのエース

4月19日、セルティックスのアイザイア・トーマスが、交通事故で最愛の妹を亡くしてから初めて声明を発表した。

以下、セルティックス公式Twitter上で公開されたトーマスの声明文。

「自分の愛する妹チャイナがこの世からいなくなる日が来るなど、想像したこともありませんでした。自分にとって妹と家族の存在はすべてだからです。今の気持ちを言葉で形容することはできません。この1週間は、間違いなく人生で最も辛い1週間でした。それと同時に、皆さんが自分に下さった愛情、支援に驚いています。友人、家族、ファン、ボストンの街、球団、NBAコミュニティには、この上ないほど感謝しています。ここ数日の間に皆さんが下さったサポートに心から感謝しています。そして、愛する家族とともに喪に服し、この辛い現実から立ち直ろうとしている時期にプライバシーを尊重してくださり、感謝しています」

―アイザイア・トーマス

本来なら出場せず家族のもとに駆けつけていても不思議ではない中、トーマスはセルティックスのエースとしてコートに立ち続けている。しかし、ブルズとの東カンファレンス1回戦は、まさかのホーム2連敗からスタート。逆転して勝ち上がるには敵地で最低でも2勝をあげなくてはならず、厳しい状況に置かれているものの、まだシリーズは終わっていない。

妹の鎮魂とチームを勝利に導くために出場を決断したトーマスとセルティックスの反撃は、21日にシカゴのユナイテッド・センターで行なわれる第3戦から始まる。