写真=Getty Images

ウェイド「困難を乗り越えてチームがまとまった」

4月18日にTDガーデンで行なわれたブルズvsセルティックスの第2戦は、ジミー・バトラーとドウェイン・ウェイドがともに22得点、ラジョン・ロンドが11得点9リバウンド14アシストという『トリプル・ダブル級』の大活躍を見せ、ブルズが111-97で快勝した。

これで両チームのシリーズはブルズが2勝0敗でリード。21日に行なわれる第3戦からは、会場をシカゴのユナイテッド・センターに移して行なわれる。

東カンファレンス1位でプレーオフ進出を決めたセルティックスにとっては、予想だにしていなかった連敗だ。プレーオフ開幕前日にエースのアイザイア・トーマスの妹が不慮の事故で亡くなったことがチームに与えた影響は少なくないだろうが、順位などの序列が関係なくなる短期決戦では、シリーズの流れをつかんだ側が勝者になるもの。ここからの巻き返しはそう簡単ではない。

『Fox Sports』によれば、第8シードとの1回戦の初戦から2連敗を喫した第1シードのチームは1993年のサンズ以来初で、NBAプレーオフ史上2例目だという。

ブルズの勝利に貢献したバトラーは試合後「この結果には驚いていない。今はチームの全員が集中しているから」と語った。「全員がやるべきことをこなしている。試合映像を見直して、それぞれの課題克服に向けて取り組んでいる。そういう姿勢がチームの自信になる」

第1戦ではセカンドユニットの合計得点で35-22とセルティックスを圧倒したブルズは、第2戦でインサイドを攻略。ペイント内の得点でセルティックスを32-20で上回り、敵地で2連勝をマークした。

ウェイドは、レギュラーシーズン中に苦しんだ経験が今に生きていると言う。「82試合を通して気づくことがある。このチームでプレーして気づいたことは、困難を乗り越えてチームが一つにまとまったということだ」