それではビールを飲みつつバスケ観戦を楽しみますか!
■■『壱の巻』はこちら■■
山ちゃん「Bリーグの魅力といったらなんといってもコートと客席の近さ! 今日の僕たちがいるのは2階自由席だけど、それでもこれだけ近いからね。選手の足音、選手の声も聞こえてきます。スポーツは近いというだけで迫力が違う。たとえルールが全く分からなくても楽しめるんじゃないかな」
タツ「確かに一番近い席は選手にも触れられるぐらい。選手が勢いあまって客席に突っ込んでいく動画をよく見るけど、あれが日常茶飯事ってすごいよね」
山ちゃん「あれ? 面倒くさくなって標準語に戻った感じ? 飲み放題つきチケットは最初にリストバンドとグラスを受け取ります」
タツ「飲み放題のグラスが意外としっかりしてる。おつまみにサッポロポテトをつけてくれるのもうれしいね。今日は開場と同時に乗り込んだので、試合が始まるまで2時間あるし、大量に飲める。試合開始までにどれだけファジーカスに差をつけておけるかが鍵になるね」
山ちゃん「本気でビール勝負する気なんだ(笑)」
タツトシ「誰がケツ割ったいうんか、おぉんっ!?」
意訳「勝負を逃げ出したわけではなく、慣れない広島弁で書くのがしんどくなっただけです」
山ちゃん「(無視して)なんとプレミアムモルツが飲み放題、贅沢!」
タツ「3500円という値段だからなめてたわ~。しかも何がうれしいってビール受け取るまで全然待たされないのね。ビールしか飲めないのはちょっと女子には向かないかもだけど、我らおっさんにとっては無問題。ビールしかないからオペレーションがスムーズで待ち時間ほぼゼロ。缶ビールを渡されて自分で注ぐ形だから、泡の量にうるさい俺向きだし、スタッフが注ぐ時間を使わなくていいから、少ないスタッフでもどんどん回せる」
山ちゃん「そこ、そんなに重要なポイント?」
タツ「いや正直なめてたのよ。どうせ飲み放題とかいっても、オクトーバーフェストみたいに長蛇の列に並ばされて、並んでる間は試合も見られないし、待ち時間ばかりであまり飲めないんだろうなー、ぐらいに思ってたわけ。その攻略法として、ビールを注いだ瞬間、飲みながら最後尾に並ぼうと思ってたのよね」
山ちゃん「必死か!」
「アリーナの外にはフードトラックが並んでいて、飲み放題のおつまみもいろいろ買えるんだよ。再入場可なので、途中で買い足しにいくのもOK。フードはその日によって違うから、毎回何が売られているのか楽しみだね。こちらは韓国料理のフードトラック。辛そうなスンドゥブチゲ500円はお得感があるし、これはビールが進むんじゃないの?」
ほ~う、スタグルいうならサッカーの専売特許じゃないの。でもチゲのアシストでビールの得点を伸ばしておかないとファジーカスには勝てなさそうだから。そしてイベントに来たら食べたくなるのが焼きそば。なんだかんだで炭水化物はビールとの相性が良いんだよね。
アリーナスポーツの良さをプレモルとともに満喫!
山ちゃん「アリーナスポーツが良いのは、寒い冬でも暑い夏でも快適に観戦できること!」
タツ「それと光を自在に操れるところ。これは演出として大きいね。光の演出にバリエーションがたくさんある。屋外だと昼間は暗くできないし、雨が降るとできない演出もたくさんある」
山ちゃん「確かに選手入場もこんな感じで暗くすることで派手になるもんね。屋内は光と音で異世界感を生み出しやすい。お客さんを興奮させるという意味では『非日常』とか『異世界』の感じって大事。日常と違う雰囲気だからこそ、その場で大きい声を出しやすくなる。その大きい声がまたアリーナで反響して、新たな興奮を生み出す。そんなサイクルがBリーグの応援にはあるね」
タツ「いろんなスポーツを見てきたけど、やっぱり演出はアリーナスポーツの強みだね。音と光で否応なしに興奮させられるもん。チアにしたって、ちゃんと見るとカワイイだけじゃなくて、パフォーマンスとして練られてると思うよ」
山ちゃん「ところでティップオフ前に何杯飲んだの?」
タツトシ「おぉんっ!? 今のところ5杯目やけえ。このペースなら楽勝じゃないの」
意訳「試合前にすでに酔っ払っています。トイレに行く頻度が上がって困ってます」
山ちゃん「飲み過ぎでしょ……。すでにろれつが回ってないし」
■■『参の巻』に続く■■
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