ヤニス・アデトクンボ

第4クォーターだけで17得点7リバウンド

バックスのヤニス・アデトクンボは、まさにアンストッパブルな存在になろうとしている。セルティックスとのカンファレンス・セミファイナル第4戦でも、39得点16リバウンド4アシストの大活躍で113-101での勝利に貢献した。

しかし彼は、試合後の会見で、セルティックスのセカンドユニットを圧倒したチームのベンチメンバーを称えることを忘れなかった。先発がベンチに下がっていた間も試合をコントロールし続けたバックスのセカンドユニットは、セルティックスのベンチを32-7で圧倒。アデトクンボは、頼れる仲間について「僕たちのチームには、素晴らしいNBA選手が12名もいる。僕、クリス(ミドルトン)、(エリック)ブレッドソーがベンチに下がっていた間、彼らはハードにプレーし続けて、試合の流れを作ってくれた。シリーズ中に違いを生み出しているのは彼らなんだ」と、称えた。

ベンチがリズムを作り、第4クォーター序盤からコートに戻ったアデトクンボは、最終クォーターだけで17得点7リバウンドを記録した。

「勝負どころでリードを広げて、試合を決めるために僕たちは給料をもらっている。そういうプレーをチームが僕に求めている」と語ったアデトクンボを、指揮官のマイク・ブーデンホルザーは「彼は特別な存在。それでいてハングリーなまま。もっと成功を収めたいと思って取り組んでいる」と絶賛した。

ホームでの第1戦を落としたバックスだったが、第2戦からの3連勝で18年ぶりとなるカンファレンス・ファイナル進出に王手をかけた。

次の第5戦はホームで開催され、アデトクンボは、このチャンスを逃さずシリーズを決めるつもりだ。

「ブレッドソーとも話していたことだけれど、偉大な選手、偉大なチームというのは、今日のようなチャンスを得た時に、決して逃さない。勝負を決めにいく。ボストンでの2試合、特に今日の試合には、そういう意識を持って臨んだ。僕は、チームの勝利のためなら何だってやる。ブロックだろうと、点を決めることだろうと、何でもする。でも、今日の試合は終わったこと。ホームでの第5戦に集中する。もうボストンに戻らないようにしたい」