
B2ベストチーム
センター:ブランドン・アシュリー(アルティーリ千葉)
鹿児島レブナイズ戦は、いずれもチームハイとなる28得点17リバウンドをはじめ4アシスト1スティール1ブロックを記録した。特にリードを大きく広げた第3クォーターだけで、16得点を挙げる活躍で勝利の立役者に。トレイ・ポーターが序盤からファウルトラブルに陥る中、デレク・パードンとインサイドで奮闘。鹿児島の得点源であるマット・ハームスを8得点に抑えるディフェンスも光った。
パワーフォワード:ユージーン・フェルプス(富山グラウジーズ)
ミッチェル・ワットが欠場となったため、フェルプスが3月2日以来の先発出場を果たした。青森ワッツのロスターが万全でなかったこともありフェルプスは34分28秒の出場で、23得点12リバウンド10アシスト1スティールとトリプル・ダブルを達成する暴れっぷり。13本中11本を成功させたフィールドゴールはすべてペイント内で、インサイドを制圧して勝利の立役者となった。
スモールフォワード:西川貴之(ライジングゼファー福岡)
ジョシュア・スミスが欠場となる緊急事態となった神戸ストークス戦。西川がシーズンハイ(タイ)となる23得点をはじめ2リバウンド5アシストを記録し、日本人エースの意地を見せた。フィールドゴールは12本中6本成功、フリースローは8本すべて成功とシュート能力の高さを見せたが、チームは95失点を喫し敗戦。現在、西地区首位ではあるが直近5試合で1勝のみと苦しんでいる。
シューティングガード:サイモン拓海(ベルテックス静岡)
熊本ヴォルターズ戦では3ポイントシュートを5本中3本成功させて、11得点3リバウンド2アシスト1ブロックと活躍。前半終了間際にはピック&ロールのハンドラーとしてドライブからタフショットを決める器用さで、熊本の追い上げを受けた最終クォーターには2本の3ポイントシュートを沈め、流れを断ち切り勝利に大きく貢献した。出場時間が安定しない時期もあったが、直近はセカンドユニットとして出場機会を得ている。
ポイントガード:野溝利一(神戸ストークス)
特別指定選手として高い得点能力を武器に着実にチームの信頼を得ていたが、今節の福岡戦で大爆発した。3ポイントシュート11本中9本を沈めて32得点4リバウンド2アシスト1スティールを記録。165cmと小兵だが、ディフェンスを気にしない思い切りの良いシュートをことごとく成功させた。チームは西地区首位の福岡に勝利し、破竹の6連勝で逆転プレーオフ進出に望みを繋いだ。

惜しくもベストチーム入りは逃したものの、ポジション別TOP5に選出された中から、注目選手をピックアップする。
ペリン・ビュフォード(信州ブレイブウォリアーズ・SF)
福井ブローウィンズ戦は、テレンス・ウッドベリーとウェイン・マーシャルが欠場となる苦しいロスターだったが、復帰したビュフォードが20得点8リバウンド10アシスト1スティールでチームを牽引した。特に渡邉飛勇と狩野富成の両日本人ビッグマンをうまくコントロールして、2人の得点をお膳立て。周りを生かす意識も高かったが、勝負どころでは自ら得点を取る姿勢で、福井のディフェンスを翻弄した。
スティーブン・ジマーマン(バンビシャス奈良・PF/C)
愛媛オレンジバイキングス戦は3ポイントシュートこそ不発だったが、ペイント内のシュートを9本中7本成功させて16得点12リバウンド1アシスト1スティール1ブロックとダブル・ダブルを達成して勝利に貢献。スピードのアドバンテージを取ってくる愛媛の外国籍選手に対しても、しっかりとディフェンスを遂行して71失点に抑えた。チームは再びワイルドカード下位に浮上している。
