YouTubeのチャンネル登録者は65万人以上の人気番組
レイカーズのレブロン・ジェームズが、ポッドキャスト番組『Mind the Game』を再開させる。
この番組は昨年3月、レブロンとJJ・レディックによってスタートし、2人が戦術などバスケットボールの競技面やカルチャーについて深く掘り下げて語る内容が大きな支持を受けた。各エピソードの平均再生数は100万回を超え、YouTubeのチャンネル登録者は65万人以上の人気コンテンツとなった。だが、レディックがレイカーズのヘッドコーチに就任したことで番組は中断となっていた。
現地4月1日からスタートする2ndシーズンでは、NBA史上に残るポイントガードだったスティーブ・ナッシュをレブロンの新たなパートナーに迎える。MVP選出2度を誇るナッシュは、身体能力に欠けたマイナス面を補って余りある巧みなスキル、傑出した戦術眼でNBAに一時代を築いた。
2014年に現役引退後、母国カナダ代表チームのGM、ウォリアーズのコンサルタントを経て2020年にコーチ経験が全くないにもかかわらずネッツのヘッドコーチに就任。就任1年目はチームをカンファレンスセミファイナルに導いたが、2年目はスイープ負けでプレーオフ初戦敗戦。そして3年目は開幕4試合を終えた段階で途中解任の憂き目にあった。
ネッツの指揮官を解任された後、ナッシュは表舞台から離れている。昨年、元同僚であるゴラン・ドラギッチの引退試合に登場した際には「コーチは素晴らしい経験だったけど、コーチとしてキャリアを積みたいとは思わない」と語るように、指導者への復帰に意欲を見せていない。
コーチの適性はなかったかもしれないが、ナッシュが素晴らしいバスケットボールIQの持ち主であることは、現役時代のプレーが証明している。レブロンとの掛け合いで、彼の知見を聞くことができるのはバスケットボールファンにとって非常に興味深い。