写真=Getty Images
キッドとレブロンは北京オリンピックで一緒にプレー
ルーク・ウォルトンと決別したレイカーズは、新たなヘッドコーチを探している。キャバリアーズの指揮を執ったタロン・ルー、ペリカンズのヘッドコーチを務めたモンティ・ウィリアムズが有力候補と報じられ、第3の候補としてはヒートのアシスタントコーチを務めるジュワン・ハワードの名前も挙がっている。
そんな中『LA Times』は、レイカーズのロブ・ペリンカGMが球団シニアアドバイザーのカート・ランビスとともにジェイソン・キッドと面会したことを伝えている。現時点では有力候補ではないとの情報もあるが、以前はレイカーズの指揮を執ることに興味を示した殿堂入り選手が、候補として浮上したのは興味深い。
キッドは、2013年から1年間ネッツを率い、2014年のオフにドラフト指名権とのトレードという形でバックスのヘッドコーチに就任した。2018年の1月に成績不振を理由に解任されたが、ヤニス・アデトクンボのオールラウンダーとしての才能に早くから気づき、ポイントガードとして起用することで技術を伸ばすなど、今シーズンのMVP候補になっているアデトクンボの成長に手を貸した指導者という評価を得ている。
今のレイカーズを率いると、どうしてもレブロンとの関係性が気になるところだが、現役時代にはリーグ最高のポイントガードとして歴代2位の通算アシスト数(1万2091)を記録したキッドは、現役時代にアメリカ代表でレブロン・ジェームズと一緒にプレーしている。2008年の北京オリンピックでは、ともに金メダル獲得に貢献した。
そのレブロンが所属するレイカーズをキッドが率いることになるのか、続報を待ちたい。