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再建に苦しむマジックにおいて最も見るべき要素

5年続けてプレーオフ進出を逃したマジックにおいて、今最も注目を集める選手は『エア・ゴードン』ことアーロン・ゴードンだ。

ティンバーウルブズのザック・ラビーンと激闘を繰り広げた昨年の『ダンクコンテスト』以降、すっかり『ダンクマシーン』として認知されたゴードン。今年の『ダンクコンテスト』ではドローンを使用するなどアイディアに富んだダンクを披露したが、やはりファンが見たいのは、人間離れした跳躍力と力強さが伴うパフォーマンスだろう。

そんな一撃が、3月31日にTDガーデンで行なわれたセルティックス戦で披露された。

第2クォーター残り2分30秒、ゴードンはペリメーター内でエルフリッド・ペイトンからのパスを受けると、ペイント手前から跳躍。目の前には身長193cmのマーカス・スマートが立ちはだかったものの、ゴードンはスマート越しに強烈なダンクを叩きつけた。

『ダンクコンテスト』のような催しとは異なり、列記としたNBAの公式戦で、いわゆる『人間超え』級のダンクを決められる選手は極めて少ない。

試合は、東カンファレンス首位を狙うセルティックスが117-116でなんとかマジックを下したものの、ゴードンは前半だけで20得点、試合を通じ32得点16リバウンドの活躍だった。

再建までの道のりは険しいだろうが、敵地でも観客の度肝を抜くパフォーマンスを続けるゴードンのプレーからは目が離せない。