カイル・コーバー

写真=Getty Images

「プレーオフはメンタルの強さが問われる試合」

ジェームズ・ハーデンを軸に攻守が噛み合っているロケッツとのファーストラウンドで連敗を喫したジャズ。第3戦からはホームのソルトレイクシティに移って行われるが、第2戦までの内容を見る限り、シリーズの流れはロケッツに傾きつつある。

現状に危機感を募らせているのは、ベテランのカイル・コーバーだ。第3戦前日の練習後、コーバーは「プレーオフはメンタルの強さが問われる試合。しっかりと準備して試合に臨まないといけないし、フィジカルのレベルも、危機感も、全ての面でこれまでより高いレベルでやらないといけない」と語った。

ジャズは、敵地での第1、2戦で『奇策』を講じた。レフティーのハーデンを左側に進ませないよう、極端な形でのディフェンスを試みたが、ハーデンは第1戦で29得点8リバウンド10アシスト、第2戦ではトリプル・ダブル(32得点13リバウンド10アシスト)を記録し、チームを2連勝に導いた。

コーバーは、チーム本来のプレーができていないとも主張する。

「第2戦までのフィーリングは良くない。自分たちのプレーができていない。自分たちにできる形でやらないといけない。その上での結果なら、納得できる」

今のところロケッツの勢いに押されているジャズだが、ホームではファンの声援も力になる。流れを変えるためにも、あとがなくなる3連敗だけは回避しなければならない。