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復活の兆しを見せたアシスト・アーティストの決断や如何に

セルティックスで2008年に優勝を経験したポイントガードのラジョン・ロンドは、今夏フリーエージェントになる。本人は、今回のFAをキャリア最後の決断にしたいと考えているようだ。

3月に『New York Post』のインタビューに応じたロンドは、「どのチームに行くことになっても、そこを最後のチームにしたい」と語った。

2006年のドラフト全体21位でサンズから指名されたロンドは、その後トレードでセルティックスに移籍。2007年のオフにケビン・ガーネット、レイ・アレンを獲得する大型補強を実行したチームは、2年目のロンドを2007-08シーズン開幕から先発ポイントガードに抜擢した。

ガーネット、アレン、ポール・ピアースというビッグ3の下で成長したロンドは、同シーズンの優勝に貢献し、その後は順調にセルティックスでキャリアを積み重ねるはずだった

だが、ヒザの負傷などもあり2014年にマーベリックスにトレードされると、ヘッドコーチのリック・カーライルと衝突。シーズン後半から出場機会を与えられなくなり、昨年のオフにキングスと1年契約を結んだ。

マブスで評価を落としたものの、今シーズンのキングスでは平均11.7アシストを記録し、キャリア3度目のアシスト王に輝いた。

キングスはロンド残留に向け契約をオファーすると見られているが他チームとの競合になった場合に提示額を引き上げるつもりはないようだ。

NBAトップクラスのゲームメーク力を誇るロンドは、優れたスコアラーを擁しながらもオフェンスの指揮を執る選手が不足しているチームにとって理想的な存在で、ニックスが獲得を検討していると噂されている。