指揮官も「彼がウチのXファクターだ」と称賛
ネッツのキャリス・ルバートは、今シーズン序盤にキャリアを左右しかねない重傷を負った。昨年11月12日のティンバーウルブズ戦で、コートに着地した際に右足の膝から下があらぬ方向に曲がるというショッキングな映像は記憶に新しい。
だが、見た瞬間にシーズン終了と誰もが思ったケガは、奇跡的に脱臼だけで済んだ。靭帯にも損傷は見られず、手術も必要としなかったため、3カ月後に復帰。それからしばらくは調子が上がらずに苦労したが、レギュラーシーズン終盤から調子を上げてプレーオフに間に合った。
こうして迎えたセブンティシクサーズとのファーストラウンド第1戦では、ベンチから23得点の大活躍。敵地での第1戦勝利に貢献した。
試合後、ルバートは「困難を乗り越えられたら、それから得られるものに関してはありがたみが増すものだ」と喜びを語った。その復調を見守ってきたヘッドコーチのケニー・アトキンソンも「彼がウチのXファクター、ベンチから流れを変えられる選手だ」と称えた。
オールスター選手が揃うシクサーズと比べれば、ネッツはスターターでは個の力が劣る。だがセカンドユニットの厚みでは相手よりも上だ。第1戦でも、ルバート以外にスペンサー・ディンウィディーも18得点を記録し、ベンチから出た選手の得点で59-26とシクサーズを圧倒した。
ディアンジェロ・ラッセル、ルバート、ディンウィディーが揃うネッツは、決してアンダードッグ(格下)ではない。明日の第2戦でも、ルバートらベンチメンバーのプレーが、勝敗に大きな影響を与えることになりそうだ。
.@CarisLeVert's 23 PTS off the bench help the @BrooklynNets win Game 1 on the road! #WeGoHard #NBAPlayoffs pic.twitter.com/arFfamNpDT
— NBA (@NBA) 2019年4月13日