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セルティックス戦で70得点を叩き出し『伝説』の仲間入り

3月24日にTDガーデンで行なわれたセルティックス戦で、NBA史上6人目の『1試合70得点』という快挙を達成したサンズのデビン・ブッカー。2006年1月22日にステイプルズ・センターで行なわれたラプターズ戦でコービー・ブライアントがNBA歴代2位の1試合81得点を記録して以来となる、1試合70得点に到達した選手が現れた。

この大記録を打ち立てた要因について質問されたブッカーは、「以前コービーが、自分と他の選手との決定的な違いについて話していたインタビューを見たんだ」と語る。「コービーは『30得点を決めれば周囲からすごいと言われるけど、自分は決して限界を作らなかった』と話していたんだ。その言葉が僕の頭にずっとある。それからは何をするにしても、自分で自分の限界を作らないようにしているんだ。自分の人生でベストを尽くしたいからね」

「決して限界を作らない」という言葉は実にコービーらしい。ブッカーはNBAキャリア2年目、まだ20歳の選手。今シーズンこれまで39得点を3度記録してきたが、『1試合40点』の壁を超えられずにいた。40得点を超えてキャリアハイを更新しても、得点を50の大台に乗せても『自分に限界を作らず』プレーし続けた結果が『1試合70得点』の大記録だ。

『自分に限界を作らない』という言葉は、実にコービーらしい。そのコービーは、盟友シャキール・オニールの銅像完成式典に出席するため、ステイプルズ・センターでのティンバーウルブズ戦に姿を見せた。時代は変わり、NBAを取り巻く環境も年々多様化しているが、選手として成長する上で欠かせない姿勢は、ブッカーら次世代の選手にも確実に受け継がれている。