アンドリュー・ウィギンズ

カーHC「彼は成熟し、素晴らしいシーズンを送ると思うよ」

ウォリアーズは現地23日の開幕戦でトレイルブレイザーズと対戦し139-104で圧勝した。

第1クォーターは開幕戦のために固さが見られ、ともにシュートタッチが悪く21-21とロースコアの立ち上がりに。しかし、第2クォーターに入ると、アンドリュー・ウィギンズとバディ・ヒールドがともに8得点を挙げるなど、このクォーターで7選手が4得点以上とバランスの取れたオフェンスでウォリアーズが41-29とビッグクォーターを作って抜け出す。第3クォーターに入ってもオフェンスの良い流れを継続したウォリアーズは着実に得点を重ね、リードを27点にまで拡大。第4クォーターにステフィン・カリーが一度も出場しない余裕の展開で、白星スタートを切った。

移籍したクレイ・トンプソンに代わるカリーの新たな相棒として先発ガードコンビを組んだウィギンズは、大差の展開もあって23分4秒の出場に留まる仲、3ポイントシュート7本中4本成功を含む20得点4リバウンド2アシストを記録した。

これまでもウォリアーズで先発を務めていたウィギンズだが、今シーズンはより長距離砲を重視する新たな役割を担うことになる。試合後、地元ネットワーク『NBC Sports Bay Area』のオンコートインタビューでウィギンズは、スティーブ・カーヘッドコーチの信頼によって、この変化にも不安はないと語る。「ヘッドコーチは自分のことを信じてくれているので、プレッシャーはないし自信を増すことができている。気分は良いよ。この夏は、自分ができると分かっていることを取り戻すため、多くのトレーニングを積んでいた」

また、試合後の会見では「僕たちはリーグで最も層が厚いチームだと思う」と言い、新戦力のバディ・ヒールドにディアンドレ・メルトン、若手のブランディン・ポジェムスキーやモーゼス・ムーディらが控えるセカンドユニットへの自信を強調した。

カーヘッドコーチは、「ウィグス(ウィギンズ)は素晴らしかった」と称え、あらためて大きな期待を語る。「これこそ今年、私たちが彼に期待していることだ。正直に言うと安心している。彼は今、キャリアの全盛期を迎えている。彼は成熟し、素晴らしいシーズンを送ると思うよ」

そして、これまでの強みもしっかり生かした上で、3ポイントも積極的に狙っているスタイルに満足している。「数週間、彼は1試合に6、7本の3ポイントを打つことになると言っていた。そして今夜は7本を打ち、リムにもアタックした。いくつかトランジションからのレイアップもあったし、これこそウィグスの好きなところだ。彼はコートの異なる場所で得点できる能力を持っている」

まだ、1試合目を終えたばかりで、相手も再建途中のトレイルブレイザーズということを考慮しないといけない。それでも開幕戦からウィギンズやウォリアーズが進むべきスタイルを体現できたことは、今後の大きな弾みとなる。