控えビッグマンのクリスチャン・ウッドが膝の手術で約8週間の離脱見込み

レイカーズのJJ・レディック新ヘッドコーチは、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの2大エースについて、パリ五輪出場によるコンディション面のマイナスを心配していないと発言した。

レブロンは39歳で、故障の多いデイビスは31歳。本来なら夏の期間はリカバリーに当てるのが従来の流れだが、今年は2人ともパリオリンピックに出場したため、タフな試合を経験した影響は新シーズンへの懸念材料となる。

だが、地元メディア『Spectrum News』のポッドキャスト番組『Lakeshow Podcast』に出演したレディックは、「彼らはあらゆる面でプロフェッショナルだ」と全幅の信頼を寄せる。

「(シーズン開幕の)10月22日に彼らが万全の状態でプレーできるかについて心配はしていない。アスレチックトレーナーたちと協力して、彼らが良い感触でシーズンを迎えるようにする。トレーニングキャンプだけでなく、9月の活動やプレシーズンにも参加することになる」

一方でビッグマンのクリスチャン・ウッドが、現地9日に左膝の手術を実施し少なくとも8週間の離脱となることがわかった。これは10月頭から始まるトレーニングキャンプのスタートに間に合わないだけでなく、シーズン開幕にも間に合わない見込みとなる。

29歳のウッドは昨シーズンにレイカーズへと加入したが、2月中旬に戦線離脱し50試合出場で平均6.9得点、5.1リバウンドに終わっていた。今オフ、プレーヤーオプション行使により約300万ドルの年俸(約4億3000万円)で残留し、消化不良に終わった1年目の雪辱を期していたが出遅れることは避けられない。

レイカーズといえば、デイフェンス力に長けているジャレッド・バンダービルトも昨シーズンわずか29試合の出場で、足の負傷からいまだにリハビリという中、トレーニングキャンプに合流できるか不透明という報道が出たばかり。プレーオフのファーストラウンド敗退からの逆襲を目指す今シーズン、ベンチ層の底上げが大きな課題の中、ここまで不安なニュースが続いている。