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スティーブ・カーはコンディション優先を明言
ウォリアーズは3月25日のピストンズ戦に勝利し、今シーズンの勝ち星を50勝に乗せて西カンファレンスの首位に立っている。もっとも、2位ナゲッツとは0.5ゲーム差、3位ロケッツは3.5ゲーム差と、大きな差はない。レギュラーシーズンの残り、半月をどう乗り越えるか、指揮官スティーブ・カーは「コンディションが最優先」と明言した。
メディカル部門の助言に基づき、必要に応じて個々の選手に休養を与えていく予定。バック・トゥ・バック(2日連続の試合)となったピストンズ戦ではデマーカス・カズンズが出場しなかった。その前日のマブス戦ではステフィン・カリーが休養を取っている。
昨シーズンは西カンファレンスの1位をロケッツに奪われたが、プレーオフでそのロケッツを撃破。ファイナルではキャバリアーズをスウィープ(4勝0敗)で撃破しており、その成功体験が自信になっている。勝ち続けているウォリアーズだが、主力選手はそれだけ年齢を重ねており、まずは無用のケガを避けること、そしてプレーオフの勝負どころにピークを持っていくことにフォーカスする。
73勝を挙げた2015-16シーズンのような勢いはないにしても、チームはあの時よりずっと『勝ち方を知っている』と言える。
6シーズン連続で50勝を挙げたことについて、カリーはピストンズ戦の後にこう語った。「NBAで勝つこと、勝ち続けるのがどれだけ難しいかを考えれば、現実じゃないように感じる。でもこれは、フロントからコーチングスタッフ、選手までが一つになって取り組んだ結果だ。感謝しているし、これからもできる限り続けていきたい」
勝ち方を知るウォリアーズを上回るチームは現れるのか。ライバルチームもそれぞれ力を付けている。プレーオフを見据えた各チームの戦いぶりに注目したい。