2年目にオールディフェンシブのファーストチームに選出

キャバリアーズがパワーフォワードのエバン・モーブリーと5年の契約延長で合意したことが明らかになった。金額は最低でも22400万ドル(約350億円)が保証され、最大で26900万ドル(約420億円)となる。

2021年にドラフト全体3位指名でキャバリアーズに加入したモーブリーは、1年目から先発を務め、昨シーズンは50試合出場で平均15.7得点、9.4リバウンド、3.2アシストを記録。レギュラーシーズンは故障に苦しんだが、プレーオフでは12試合出場で平均35.2分出場とフル稼働し、平均16.0得点、9.3リバウンド、2.3アシストと奮闘していた。

また、モーブリーは2022-23シーズンに79試合出場で平均16.2得点、9.0リバウンド、2.8アシストをマークし、守備MVPの投票で3位にランクイン。オールディフェンシブのファーストチームに選出されるなど、リーグ屈指のディフェンス能力を誇る若手ビッグマンとしての地位を確立している。今オフ、2021年ドラフト組でルーキー契約からマックス額で契約延長を果たしたのは、ピストンズのケイド・カニングハム、ラプターズのスコッティ・バーンズ、マジックのフランツ・バグナーに続いて4人目だ。

キャバリアーズのバスケットボール部門代表コービー・アルトマンは、リリースで次のように語っている。「私たちはエバンとの契約延長で、彼のフランチャイズの要としての地位を確立できたことに興奮しています。エバンはすぐにリーグ屈指の守備選手となりました。彼をドラフトして以降、チームは勝ち続けており、彼が成功に不可欠なことが証明されています」

さらにキャバリアーズは先日、今オフにおける最優先事項だったエースのドノバン・ミッチェルとの契約延長に合意。さらにモーブリーとも契約延長し、攻守の要の引き留めに成功した。また、一時はテコ入れのためトレードでの放出も噂されていたダリアス・ガーランド、ジャレット・アレンの両選手もここまで動きがなく、中心メンバー4人は継続のまま新シーズンを迎える可能性が高まっている。

昨シーズンはカンファレンスセミファイナル敗退と、近年はなかなか優勝戦線にからめていないキャバリアーズ。盤石な体制を整え、新シーズンこそは現状打破を果たしたい。