裁判内容は『けん責および制裁金30万円』
新潟アルビレックスBBは7月8日、規約違反および監督責任に対する処分がBリーグより決定されたことを発表した。
まずクラブは『制裁の対象となった事実』を、以下のように発表した。
1.下記事実に対する当クラブの監督責任。
当クラブに所属していたトニー・クリスウェル選手が、日本国内で自動車を運転する免許を受けていないにも関わらず、2024年4月8日(月)、新潟県長岡市内において、当クラブが別のチームスタッフに貸与した自動車を運転した事実。
2.当クラブが上記事実を2024年4月8日(月)に認識したにも関わらず、Bリーグに対し、2024年6月10日(月)まで報告しなかった事実。
また、『本件への対応および再発防止について』以下のように説明した。
当クラブとしてはこれまで、個人ごとに必ず国際運転免許書の確認をしてきました。同選手についても、国際運転免許書を保持していないことから、クラブとしての車両貸与を行っておりませんでした。しかしながら、外国籍の選手ならびにスタッフへの教育・違反行為の重大さに関する理解・認識の徹底に不足があったと捉えております。また、外国籍スタッフに貸与していた車両管理にもクラブとして不十分な点があり、このような事態を発生させてしまったと受け止めております。今後の対応策として下記を実施し、再発防止に努める所存です。
1. 教育体制の整備と実施
これまで日本人チームスタッフに対して行ってきた「国際運転免許書に記載されている有効期間と運転できる期間の違いについての教育」を、外国籍の選手・スタッフ、日本人選手・スタッフの全員に対し実施いたします。
2.運転可・不可選手に関する情報の全スタッフへの周知徹底
有効な運転免許証を保有している選手・保有していない選手の情報を、全選手・全チームスタッフに対して共有していきます。
3.教育体制・内容の見直し
事象発生の重大さの理解・認識徹底を図るべく、教育・指導・進捗管理の体制を見直し実行します。他の関係法人からのノウハウ・知見共有も図り、教育・指導のレベル向上を図ります。同教育を通じて、全ての外国籍選手および外国籍スタッフに対してはもちろんのこと、全社として法令・クラブルール(貸与している車両の無断転貸の禁止等)の徹底を行ってまいります。
代表取締役社長の糸満盛人はクラブを通して以下のようにコメントしている。「新チームスタートの門出というタイミングに、この様なリリースをさせて頂くことに関して、すべてのステイクホルダーの皆様方に深くお詫びを申し上げます。チームが現在置かれている状況の重要性、さらには社会の範たるべき存在であることを強く肝に命じ、チーム・フロントと共に再発防止に取り組んでまいります。重ね、この度の不始末をお詫び申し上げますと共に、引き続きご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます」
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